はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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『ぜんぶ雪のせいだ』

映画『鍵泥棒のメソッド』を観た。ついこの間、WOWWOWで予告編がやっていて観たいと思っていたのだ。
しかし、最初のワンシーンで気づいた。「あ、これ、観たことある」と。悲しいことにラストシーンまでありありと瞼に焼き付いている。ショックである。
こんな些細な間違いは、ままあることではあるが、その度にショックを受ける。何かにすべての責任を、なすりつけたい気分にもなる。
『ぜんぶ雪のせいだ』との広告コピーを思い出した。JR東日本の広告だが、変にインパクトのあるコピーだ。

「だって、マジ雪のせいだもん」と、文句も言いたくなる。
雪で、自力で出かけられなくなった娘を迎えに行き「電車乗り遅れちゃったから、30分待ってて」と能天気なメールが来て、時間を潰そうとツタヤに行き、探そうと思ったDVDのタイトルを(雪のせいで?)忘れ、(雪のせいで)うっかり借りた映画だった。いや。ぜんぶ娘のせいだとも言えるが。
それでも、忘れているシーンもストーリーもあり『お家で映画』を楽しんだ。

今更言うのもおこがましいが、堺雅人のファンである。映画『ココニイルコト』(2001年公開)を観てからずっと注目してきたのでけっこう長いのだが、これだけ売れてしまうと、中学生の頃「俺、宇宙戦艦ヤマト、ずっと好きだったのに、みんなが観てる状況に馴染めない」と言ってた弟や「ちびまる子ちゃんの面白さは、ずっと前からわかってたんだよ」と嘆いていた友人にもシンパするものを感じ、なかなか言えない。

『鍵泥棒のメソッド』では、堺雅人は情けなさすぎる男を淡々と演じ、
「これだよ! 堺ちゃん。半沢よりこういう役の方が、断然似合ってるって」
と、思わせてくれた。
広末涼子演じる女性がまた、素敵に面白可笑しいコメディドラマだった。
「よし! ストーリーもきっぱり把握した」
3度目はないと、今は、確信しているのだが。もしこの、ままある出来事が起こったのが夏だったら、雪のせいとも言えない訳だし。

大雪が降った夜、ハイになってはしゃぐ上の娘、23歳。

夫が、薪小屋までの道を作ってくれました。

そこに、シジュウカラやヤマガラ、ジョウビタキのために向日葵の種を。

でも、山鳩が独り占め。大きな身体で睨みをきかせています。
シジュウカラ達は、隙を見てくわえては、飛んでいきました。
今日はどうか、雪、積もりませんように!

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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