はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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蛙の待ち時間

洗濯物を干していて、物干し竿の上にけろじを発見した。
ウッドデッキから2mほどの高さ。よく登ったものだと感心しつつ、椅子に乗りカメラを向ける。カメラを向けても微動だにしないけろじが多いなか、彼はふわっと顔を上げた。羽虫が接近したのだ。
「そうか。ここで待っているんだね」
邪魔者は退散と、すぐに椅子を降りた。
その後2日間、けろじは物干し竿の上にいた。羽虫はたくさん食べられたのだろうか。待ちぼうけを食って、場所替えをしたのだろうか。けろじの姿は見かけても、虫を捕らえる瞬間は見たことがない。人間がいては気も散るだろうし、捕獲も難しいのかも知れない。

アマガエルの寿命は、長生きすれば10年生きる者もいるようだが、4~5年ほどだそうだ。その間、こうして獲物を待っている時間はどのくらいに当たるのか。何を思っているのか。過去や未来などの概念を持っているのか。はたまた、待つという意識すら持っていないのか。
考えているうちに雨が降り出し、蛙の時間に気持ちが寄り添っていく。
雨粒が、林の風景を斜めに切断しながらストライプ模様を作っている。水たまりのなかで揺れていたヤマボウシの葉が、地面に広がる空へと伸び始める。物干し竿からゆっくり落ちるしずくは意外と大きく、見つめていると大小の感覚が揺らいでいく。空気中の水分の多さに呼吸がしづらくなり、霧の海を泳いでいるような心持ちになっていく。

彼らにとって待つことは、食べることであり生きることなのだと知っている。だけど本当のところは、何も知らないのと同じだ。

物干し竿の上に乗っかっていた、けろじ。ちょっと貫禄あり。
この鳴き袋の大きさからすると、たぶんオスかな。

ウッドデッキの薪置き場の上にも、乗っかっていました。

薪のなかにも、目を凝らして探すと、けろじの姿が。

ウッドデッキに置いたテーブルの下がお気に入りの子もいます。

硝子のテーブルの上にも、上がってきました。

けろじ、笑ってるんだよね? 楽しいことあったの?

雨上がりの朝、生まれたてっぽいけろじがいました。可愛い~。

やっぱり性格もそれぞれ違うんだよね。この子はちょっと怖がりさん。
わたしを見るなり、壁にのぼって行ってしまいました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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