はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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招き猫の気持ち

新宿高島屋で、開運招福 招き猫「福の市」をやっていた。
ふらりと立ち寄ると、これがなかなかおもしろい。招き猫といっても、一匹一匹表情も仕草も違うのだ。もちろんスタンダードな形はあるが、展示品には個性的なものも多かった。

その個性に見入りつつ、ゆっくりと歩いて回った。
歩きながら胸のなかにあったのは、一体の招き猫。23年前に夫が会社を興したときに従弟からお祝いにと貰ったものだ。創業時からの社員がいないこともあり、引っ越しのたびに「それ、持っていくんですか?」などと怪訝な顔をされたりもするが、夫もわたしもとても大切にしている。何しろ創業時からともに働いてきた仲間なのだ。

展示された表情豊かな招き猫達には、命が吹き込まれているのかと思わせるような、心あるものの存在感が感じられた。
「何を、思っているんだろうか」
そう考えつつ歩くと、無表情に思えた招き猫にも、不意に意思があるように思えてくるから不思議だ。実際人形には、人とは違う形だとしても、何かを思う心があるのかも知れない。

会社をずっと見てきた招き猫は、何を思っているだろう。
それに限って言えば、判る。応援してくれているに決まっているんだから。
そんなことを考えていたら、声が聞こえた。
「福を招くのは、わたしじゃありません。あなたです。あなたが自ら扉を開けて、福を招き入れるなら、福はおのずとやってくるものなのです」

開運招福 招き猫「福の市」は、明日26日までです。
猫グッズも、たくさん販売していました。

日本各地の招き猫達が、おもしろかった。個性豊かです。

岩手。牡丹の模様に味わいがあります。

埼玉。赤い招き猫は、子どもの麻疹や疱瘡避けの意味があるとか。

京都。いっぱい福が来そうな感じ。

広島。大きな鯛に乗っかってる。

愛知。瀬戸市には『招き猫ミュージアム』があります。
そこの協力で開催された展覧会だそうです。

鹿児島。招き猫にも、しっかり眉毛がありますね。
手を高く上げているほど、遠くからも福を呼び、
左手は、人やお客を、右手は、お金を招くそうです。

現代アートも、展示されていました。

九谷焼の招き猫もありました。日本の美が感じられますね。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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