はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ほおずき、鬼灯、フルーツホオズキ

いつもは行かないスーパーで、フルーツホオズキが売っているのを見かけた。以前、寿司屋でデザートにと出され口にしたことがあり、不思議な美味しさという印象だったので目を留めたのだ。見れば、血中コレステロールを下げ動脈硬化や脂肪肝の予防効果大のスーパーフードとある。試しに買ってみた。

「珍しいでしょ。身体にいいらしいよ」
シルバーウィークに遊びに来た夫の友人と夫に出す。ふたりとも、お酒は好きだけれど身体のあれこれが気になるお歳頃。味も珍しいが効能の方に魅かれているようにも見えた。トロピカルな甘さという表現が、曖昧なようで的を得ている。瑞々しいがトマトほどの水分はなく、実はしっかりして甘酸っぱい。香りにはパパイヤやパイナップルを連想した。

調べてみると、最近注目のフルーツらしい。名前がたくさんある。
フルーツホオズキのほか「ストロベリートマト」「ほおずきトマト」「オレンジチェリー」など。「恋どろぼう」「太陽の子」と名づけ販売している生産者さんもいるようだ。英語でほおずきは 「ground cherry」畑のサクランボ 「Chinese lantern」中国のランタン「husk tomato」殻つきトマトなど、やはり似たような呼ばれ方をしている。ほおずきの漢字は「鬼灯」赤く怪しげな提灯の意味。中国のランタンとイメージは同じだ。そのほか「summer cherry」「golden berry」などと呼ぶ国もあるそうだ。

新しく生まれたフルーツ。あちらこちらで名づけ親がいて、様々な呼ばれ方をしているのがおもしろい。子どもが生まれれば家族が名前をつけるけれど、フルーツホオズキに名前をつけた生産者さんも、大切に育てた子どもの名前を考えるような気持ちだったのかなと想像する。どっちかというと、箒星を見つけた人が名前を考えるのと近いものがあるかも知れない。
個人的には、鬼灯という漢字が趣があって好きだな。わたしだったら、何て名前をつけるだろう。そんなことを考えつつ、黄色くまあるい実を味わった。

市内は大泉町の農場チュトワで作ったという、フルーツホオズキ。
もっと入ってたんだけど、味見後に写真を撮りました。

実を包んだ殻の形に、味がありますね。

まん丸の実は、薄い黄色をしています。

トロピカルサラダということで、アボカド&トマトサラダにしました。
これ、すごく美味しかった! いくつでも食べられそう。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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