はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[1605]  [1604]  [1603]  [1602]  [1601]  [1600]  [1599]  [1598]  [1597]  [1596]  [1595

薪ストーブの煙突掃除

ようやく晴れた日曜日、薪ストーブの煙突掃除をした。
「17シーズン目だっけ?」と、夫。
「越してきたばかりの4月に燃やしたから、18シーズン目かな」と、わたし。17回目の冬を迎える準備だ。
夫は慣れたもので、外煙突はそのまま、家のなか部分は外して庭に出し、煙突用のブラシをなかに通してこする。年に一回の行事だが、例年通り、今年もけっこうすすが削り取れた。これをやらないと、シーズン中に煙突が詰まって、なかなか火がつかなかったり、煙が部屋に逆流したりする。薪の準備と同様に、大切な仕事だ。
「晴れて、よかったね」
「もういつでも、燃やせるな」
夫とふたり、煙突とその上に広がる秋の空を、見上げる。そして、足もとに落ちたすすを見下ろした。

煙は、空へ上っていく途中に、これだけのすすを煙突に残していった。上へ上へとのぼっていくために、次々いらないものを脱ぎ捨てて。
人もきっと本来の自分になりたくば、脱ぎ捨てなくてはならないものが限りなくあるのだろう。そんなことを考えながら、流れる雲を見送る。
明野の秋は、短い。すぐに、冬がやって来る。

昨日は、ほんとうに気持ちのいいお天気でした。
八ヶ岳も、すっきりとした秋の顔をしています。

家のなか部分の煙突は、取り外して掃除します。

すす。本当に真っ黒です。艶やかな美しい黒。

煙突を外した薪ストーブは、心細げな表情をしていました。

すすは、掃除機で吸わず、すす用のタンクを通して吸い取ります。

さっぱりしたね。もういつでも薪を燃やせるね。

外国童話に出てくるような、洒落た煙突ではありません。
そう言えば、家を建てる前に小学生だった娘が言ってたなあ。
「サンタさんが通れる、煉瓦の煙突が欲しい!」
今シーズン、最初に煙を出すのはいつになるのかな。

拍手

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe