はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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富士屋ホテル探訪

『富士屋ホテル』本店は、箱根は宮ノ下にある。
何故、富士山が見えない場所に『富士屋ホテル』本店があるのか。

宿泊した場所からすぐ近くだったので、観光がてらぶらぶら歩いて行った。
『富士屋ホテル』がある通りは、セピア通りといい、骨董屋が並んでいた。どの店にも、外国人観光客向けに英語の説明書きがある。

ドアを開けてすぐ、古い建物の醸し出す雰囲気に圧倒されつつ、ランチにサンドイッチを食べ、鯉が泳ぐ池のある庭園を歩いた。

創業者の山口仙之介は、明治4年に二十歳でアメリカに渡り、7年後明治11年の創業時に、3つの条件を元に立地条件を、箱根、宮ノ下に選定した。外国人憧れの地、箱根か富士山周辺。東京から近距離。そして、温泉が湧いている。その3つ。「外国人対象の本格リゾートホテル」を目指し「箱根」に「富士」の名が付いた高級ホテルを創ったという。

先週、上の娘が話していたことを思い出した。
「甲府には外国人がいっぱいいるのに、英語の表示が少なすぎるよ。レストランのメニューとか、もっと英語にすれば外国の人も住みやすくなるのに」
江戸の世に生まれた千之助さん。富士屋ホテルが2つある山梨の今を見たら、嘆くだろうか、それとも異様なほど情報ばかり発達した時代の流れのなかで、何故かフリーズしたままの大切な部分が多いことに呆れ果てるだろうか。
いや、きっと、変えていこうとするに違いない。
彼なら、平成の世に生まれ英語を学び世界に目を向け始めた娘に、画期的なアドバイスしてくれるかも知れないなと、歴史を感じる建物を見上げ、考えた。

富士、フジ、ふじ、FUJI、様々なところに富士山マークが。

サンドイッチを頼んでから、箱根富士屋バーガーがあることに気づき、
「あー、これにすればよかった!」と、夫。観光客らしき発言(笑)
三角のサンドイッチまで、富士山に見えてきました。

ランチしたテラスから見えた庭園には、太った鯉がたくさんいました。
  
苔生す庭園の池。   ホテルの外装は、赤が効いた不思議な雰囲気です。
    
おや? びっきー、こんなところに? さらに、こんなところにも富士山が。
銅像は、創業者の愛犬フワくん。ジャーマン・シェパード・ドッグです。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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