はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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箱根湯本散歩

箱根は宮ノ下に2泊し、ようやく天気に恵まれた帰路。早めに登山電車に乗り、箱根湯本を2時間ほどぶらぶらした。

テーマは、夕飯用に干物を買う。それから土産を3つほど選ぶ。それだけ。
なので、ゆったりのんびり、ただ散歩を楽しんだ。
「試食で、干物を自由に焼ける店があるんだよ」
夫に言われるまま、ついて歩く。方向音痴のわたしは、地図マニアでもあり、さらに新しい道を開拓することの大好きな夫にすべてを委ね、ただただ冬の陽が射す道を、気持ちよく歩くことができた。

橋を渡り、温泉郷と呼ばれている辺りを歩くと、道々に小さな温泉が湧いていて面白かった。
すぐに触りたがるわたしに「ものすごく、熱いかも知れないよ?」と、夫。
「熱めの、いい湯かな」とか「ぬるめだ」とか、品定めする、わたし。
湯本駅前通りは『あじさい通り』と名付けられていた。
登山電車から冬枯れの紫陽花が所々に見えたので「紫陽花の頃には、綺麗だろうねぇ」と話したりしていたのだ。知らなかったが、紫陽花の季節、登山電車は『あじさい電車』と呼ばれるそうだ。

土産物屋の合間には、雑貨屋や靴屋、カフェなどもあり、冷やかして歩いた。
「箱根、いいとこだなぁ」青空の下、深呼吸する。
20年以上前に、子ども達を連れ、実家の父と母と強羅を訪ねて以来だ。その時は、上の娘がまだハイハイをしていて、温泉につかっていてものんびりという訳にはいかなかったと思い出す。そして、息子と末娘が7歳違うこともあり、子ども達との蜜月はけっこう長く、十分に堪能した。
幼い子ども達を連れての家族旅行も楽しいが、夫婦でのんびり旅もまたいい。同じ箱根だが、20年前とは違う場所のようだった。箱根も変わったのだろうが、わたし自身の立っている場所がずいぶんと変わったのだと実感する。
駅でロマンスカーを待つ間も、ふたりのんびり。
「やたらと若いカップルが多いね」「若者の間で箱根、流行ってるのかな?」
行き交う人を、ぼんやりと眺めつつ、くすくす笑った。

登山電車のスイッチバック地点。運転手さんも進行方向の先頭に移動します。

箱根登山電車『塔ノ沢駅』のエキナカにある銭洗弁天様。
  
試食は、ご自由に焼いてくださいという干物の店『山安』湯本山里店
鯵とカマスとエボダイを、焼きましたが、買ったのはキンメダイ。
あちらこちらに沸いている温泉を触ったりしつつ、ぶらぶら。

箱根蕎麦とは、自然薯のとろろをたっぷりのせた蕎麦のことらしい。

あ、面白そうな靴屋さん。入ってみようか。

全く箱根らしくないアンティークな雰囲気のカフェで、休憩しました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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