はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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春待つメロディ

日曜の朝、窓から西側の林を見て、夫が言った。
「雄のキジがいる。綺麗だよ」「どれどれ」
わたしがキッチンに立つ手を休め見に行くと、彼は双眼鏡をのぞき訂正した。
「あ、キジじゃない。カケスだ! 羽根が青い」
双眼鏡を借りて見ると、確かにカケス。ドングリらしきものを無心に食わえては食べ、飛び立つ様子はない。家の中からわたし達に見られているとは、思いもよらなかったのだろう。雪が解けるまで待ち、あまりの空腹に我慢出来なかったのかも知れない。
わたしは、デジカメを思いっきり望遠モードにして、何回かシャッターを切った。青い羽根の縞々が、綺麗だ。
「カケスなんて、久しぶりに見たね」と、夫。
「うん。雪が解けて、ようやくドングリが食べられるって、張り切ってやって来た感じだよね」
すると夫は「!」という顔をした。わたしも「!」と、彼の言わんとすることが判った。そして次の瞬間、ふたり歌った。
♪ 雪がぁ解けて 川ぁになぁって 流れていきますぅ(ランちゃん!) ♪
ちなみに(ランちゃん!)は、夫のソロである。

それからずっと、頭のなかにそのメロディが流れ続けていて、止まらない。
キッチンで、お風呂でつい歌ってしまう。
♪ もうすぐ春ですねぇ 恋をしてみませんか ♪

わたしの頭にリピートされ続けるこの春待つメロディに免じて、雪にもそろそろ遠慮してもらいたいものだ。ところでカケスは、他の鳥の鳴き声を上手に真似るらしい。カケスくん。ついでに、キャンディーズも歌ってみませんか?

頭に乗せた冠と、羽根の青と縞々が特徴的。雄雌、同じ模様だそうです。

主食はドングリだとか。隣の林には、ドングリが山ほど落ちています。

雪が解けた庭を探ると、ふきのとうが一つだけ顔を出していました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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