はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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『ガウディ × 井上雄彦 ― シンクロする創造の源泉』

『ガウディ × 井上雄彦 ― シンクロする創造の源泉』を観に行った。
ガウディの建築物は、去年スペインを旅した際、3つほど、じっくりと観たので、懐かしい気持ちになる。
ただ、ガウディの人となりについては、初めて知ることも多く、新鮮な気持ちで会場を歩くことができた。子ども時代からのガウディの生涯を、井上雄彦が漫画に描き、展示するという試みだったからだ。

ガウディは、子どもの頃、リウマチで歩けないほどの痛みに襲われることが多かったという。だが、その痛みにより、自分の足に骨があることに気づく。それを描いたシーンには、ハッとさせられた。元気で走り回っている子どもなら、自分の身体の成り立ちなど、考えないのが普通だろう。ガウディは気づき、人間の身体や、植物や動物の姿を、深く深く見つめていくこととなる。そして、人の身体に寄り添った四角くない建築物を創っていく。「痛み」というマイナス要素が、建築家ガウディの出発点だったのだ。

人生、マイナス要素など、ない方がいい。だがもちろん、そうもいかない。しかしそこから生まれるものだってあるかも知れないのだと思うと、不意に道が開けるような気がしてくる。そう言えばわたしも、去年 frozen shoulder (五十肩)になり、痛みに苦しんだが、その分様々なことを考え、文章にしてきた。ガウディのように、壮大なプロジェクトではないが、わたしにとって、普段考えないことを、深く考える大きなきっかけになったことは確かだ。
これからもしマイナス要素にぶつかったら、ガウディを思い出そう。それを受け入れ、じっと見つめることで、プラスの要素が生まれるかも知れない。

カサ・バトリョの写真を集めてみました。海をイメージしているような
渦を巻いた天井と、ステンドグラスは、水泡や貝殻のよう。
 
ドアも階段も、四角くありません。取っ手は握りやすさを重視しています。

テラスに出る部屋。パーティ会場にもなったとか。
  
タイルに囲まれた、中庭。同じ色に見えるように、青の濃さが、
グラデーションになっています。配色も考え尽くされてるってことかな。
屋上のオブジェは、廃棄タイルのリサイクルだそうです。ガウディは、
すでにエコロジーに、こだわりがあったようです。photo by my husband
 



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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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