はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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童話なジョーク

庭の茗荷が花を咲かせ、ずいぶんと太ってきた。毎朝の味噌汁や、薬味、浅漬けのアクセントなどに大活躍だ。嬉しい。

嬉しいので、収穫時に、ついおどけてひとりジョークを飛ばす。
「ふふふ。ようやく太ってきたね、ヘンゼル」
ご存知、グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』お菓子の家に住む魔女が、ヘンゼルを太らせてから食べようと食事を与え、毎日指を握り、太っているか確かめるシーンだ。魔女は目が悪く、ヘンゼルは牢屋から指だと偽り小枝を差し出していたので「太ってきたね」と彼女が言うシーンはない訳だが。

こんな風に、子どもの頃に読んだ童話や昔話を使って、ジョークを飛ばすことがよくある。例えば、ご近所総出で行う道作りの時など、箒や熊手などを持ち寄り、そこにあるもので作業するうちに、何処の家の物か判らなくなったりする。そこで、わたしが必ず言って失笑を買うのは「金の箒と銀の箒、どちらがあなたの箒?」ご存知、イソップ童話『金の斧、銀の斧』である。

蛙にキスすれば王子様になるとか、12時の鐘が鳴ったら帰らなくちゃとか、眠っている間に何か出来上がっていたら小人の仕業だとか、そんな童話のワンシーンが、生活のなかに根づいていることを感じる瞬間である。

ところで、最近の子ども達にも、こういったジョークは通じるのだろうか? 何しろ、知っていることが前提。知らなければ、何を言っているのか、判らないし、面白くもない。(実際に面白いかは、別にしても)
上の娘がテレビのバラエティで、淀川長治の物真似を観て笑っていたが「淀川長治知ってるの?」と聞くと「誰それ?」と答えたのを思い出した。

宝探しのようで楽しい、茗荷の収穫。太ってる ♪

花も咲いています。お盆休みだった夫も収穫を楽しんでいました。

お花ものせて、食べちゃいます。奴が美味しい季節だなぁ。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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