はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ブルスケッタに祈りを込めて

朝日新聞の生活欄に載っていたレシピを見て、夫が言った。
「今夜は、ブルスケッタにしよう」
新聞をのぞきこんで「いいね」と、わたし。
「ワールドカップ、日本戦の前祝いってことで」と、夫。

夫は、昨日のワールドカップ1次リーグでのスペイン大敗を気にしてか、スペインワインを何本か買い込んだ。
カリッと焼いたフランスパンに、野菜や魚などをのせるブルスケッタ。具は3種類、用意した。茹で卵はイタリアンパセリとマスタードが効いた荒みじん切り。トマトはすりおろしたニンニクと刻み玉葱を、オリーブオイルで和えて。鯛は白ワインビネガーとオリーブオイル、パセリとピンクペッパーで飾る。

自画自賛になるが、ひと手間かけた料理は美味しく、ワインも進み酔っぱらった。酔いつつ、ドラマなど観つつ話していた。何故そういう話になったのか。
「あの歌、なんだっけ?」と、夫。
♪ いつものように 幕が開き ♪
「ちあきなおみ、だよね」と、わたし。
母の十八番なのだ。わたしが小学生の頃、よく歌っていた。今年80歳になったが、最近でも歌っているのだろうか。
「うわっ、タイトル思い出せない」夫が、頭を抱え始めた。
「惜別とか? 黒い縁取りの手紙? うーん、違うな」一緒に頭を抱える。
頭を抱えつつ、ふたり歌う。
♪ あれは3年前 とめる あなた 駅に残し ♪
検索すれば、すぐに答えは出てくるだろう。だが、夫は拒んだ。ふたりあれこれ言いつつ、無駄に時間を過ごし、半時間ほど経っただろうか。
「喝采!」夫が言った。「喝采だ!」わたしも、声を上げた。

本日の日本初戦。テーマはもちろん『喝采』だ。がんばれ! 日本!

イタリアでは、トマトやレバーペーストのブルスケッタがスタンダード。
スペインではピンチョスと呼び、種類豊富な具に爪楊枝を刺したものが、
北のバスク地方で、よく出されるタパス(おつまみ)だそうです。

茹で卵には、イタリアンパセリ。トマトにはバジル。
庭のハーブ達、大活躍。昨日、オレガノの苗も買ってきました ♪

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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