はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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トリュフ塩が、腑に落ちない訳

『トリュフ塩』なるものを、いただいた。
上品な箱に入った、その塩は、瓶を開けた途端、キッチンじゅうに広がる個性強い匂いを持っていた。
「これ、少な目に使った方がよさそうだよね?」と、わたし。
「そうだね」と、夫も同意した。それだけ強烈な匂いだったのだ。

夕飯のポークソテーを、トリュフ味で楽しもうと、相談はまとまっていた。
ところが、焼いた豚肉を食べてみると、トリュフ味というには、匂いほど味がしない。匂いもかなり柔らかくなっている。ただ、肉の旨味がいつもより増し、美味しく感じた。
「うーん。美味しい! いいかも、これ」ふたりで、そう言いつつも、
「でも、ちょっと足りなかったのかも知れないね」と、
皿にトリュフ塩を少し盛り、焼いた肉につけて食べてみる。
「うーむ、やっぱ、じゅうぶん塩味足りてるし、そのままの方が美味い」
美味しいんだから、いいじゃん、と思う気持ちと、トリュフを味わいたいという気持ちが、両天秤にかけられ、揺れ動くなか、その日の夕食は終わった。

さて、リベンジ。全く違う料理に使おうと、レシピを検索した。
卵料理レシピが多く、シンプルにプレーンオムレツに使ってみる。
「美味しいね」「トリュフ塩の味だね」と、美味しくいただく。

シンプルな料理に合うのは判ったが、それにしてもこれはシンプルすぎるんじゃない? と疑問符が浮かぶようなレシピも発見した。
冷奴に、トリュフ塩をかけるだけというものだ。またこれが、美味かった。トリュフの味も、ようやく舌に馴染んできた感じがする。

しかし、何か腑に落ちない。何だろう。いったい何なんだろうか、と考え、ぽんと手を打った。
「そう言えば、トリュフ。まともに食べたことないじゃん!」
全く、腑に落ちない訳である。舌に馴染んできたのはトリュフの味ではなく、トリュフ塩の味だったのだ。世界三大珍味という、あまりに有名な食材だったため、勝手に創りあげたイメージが、自分のなかにできあがっていたが、じつはそれは未体験の味だったのだ。
これはもう、ぜひぜひ、トリュフ、食べて見なくっちゃ。

化粧品かと勘違いしそうな雰囲気の、お洒落な箱に入っていました。

ポークソテーは、蓮根やオクラなど、炒め野菜と盛り合わせました。

見た目は、ごく普通のプレーンオムレツ。が、一味違います。

山芋とオクラをのせて、わさびで、&トリュフ塩味だけのもの。
やっぱり薬味はのせたほうが、トリュフ塩バージョンも美味しかったです。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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