はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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間食を欲する彩り豊かな人生のお裾分けを味わう

結婚祝いのお返しにと柿の種をいただいた。箱の色もカラフルなら中身も様々。梅にチーズ、山椒もあればメープルシュガーもある。組み合わせにも工夫があり梅には黒豆、チーズにはアーモンドとナッツもいろいろだ。しばらくは夫がスコッチウイスキーを飲む際のつまみには困らずに済むだろう。
 
ところでわたしは間食を欲しない残念な人生を歩んでいる。酒のつまみも必要ない。特に甘いものには拒否反応がある。嫌いなわけではなく、ただからだが欲していないのだ。どうしても食べなくてはならない場面では意を決して食べる。食べることはできる。
昔はこうではなかった。ケーキもクッキーも大好きで高校の頃お菓子作りにハマった。結婚してからも、子ども達の誕生日にはスポンジケーキを焼き一緒にデコレーションするのが恒例行事だった。
いったいいつから甘いものが食べられなくなったのか。不思議だ。一つ言えるのはその頃の記憶はごちゃごちゃとたくさんの色が混ざり合い、今の生活はシンプルでモノトーンのように落ち着いているということだ。
 
ちなみに夫は間食を欲する人生を歩んでいる。甘辛両党何でもござれ。味にもうるさい。食に関してだけではなく彼はいつも新しいもの、多様なものを求めて生きている。同じ時間を過ごし隣に座っていながら、彼の人生は彩り豊かだよなぁと、わたしはまぶしい気持ちで眺めている。
たとえばドライブすれば通ったことのない道をナビのない車で走りたがる。
「迷ったらどうするの?」重度の方向音痴であるわたしの心配をよそに、
「だって、いつもと同じじゃつまんないじゃん」軽くハンドルを握る彼はとても勘がいい。道に迷うこともなく見たことのない風景を見せてくれる。
そう考えると彼の隣に座っていることで風景が広がり、わたしも彩り豊かな人生のお裾分けを味わうことができているのかもしれない。
 
カラフルな柿の種は、甘くはない。大好きな山椒の味もある。せっかくだから夫のスコッチウイスキーにつきあってバーボンソーダでも飲みながら一粒ずつ食べてみようと思う。

新婚さんお二人が彩り豊かで甘く間食を欲する人生を歩めることを祈って


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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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