はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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イチイの木の実

今年の春植えたイチイの木に、赤い実が生っているのを見つけた。とてもかわいい。真っ赤ではなく透き通ったようなピンクにも近い色で清楚な感じがする。イチイの木も着飾ってうれしそうだ。わたしもうれしくなった。
 
ピンクと言えば、最近気になることがある。
シンプル好きで少年性を持つみずがめ座のわたしは、以前だったら白や黒や水色なんかを好んで身に着けていた。ところが最近ピンクの小物が身の回りに急増した。ケータイもお財布も名刺入れもハンカチもポーチも、いつの間にかピンクになっていたのだ。意識して買い揃えているわけでもないのに、心魅かれるものが自然とピンクになっていた。
「もしかして、癒しとか求めちゃってる? いやまさか。偶然だ。ピンクに癒しを求めるなんて、クールであるはずのみずがめ座らしからぬ行い……」
落ち着かない気持ちで自分に問い自分で否定し、ふたたびイチイの木を眺めた。ふわりと気持ちが和らいでいく。人って変わっていくんだよなぁと木の実を見つめ考えた。
実は食用にできるけど種には毒があるらしい
ここにだけクリスマスがやって来たようだ

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