はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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サン・マルタン運河の風

夏休みをとって、パリに来た。
夫と相談し、今年はパリに、という話になったのだ。スペインに心酔しているわたし達だが、行ったことのない場所で、行ってみたい場所は果てしなくある。夫は機会あって何度か訪れているパリだが、わたしのなかでは行ってみたい場所のなかでもかなり上位。そのなかでも、何と言っても食を楽しめそう。そんな理由でセレクトした。
スペインやイタリアに比べると、物価が高いのかホテルも高価だ。なので、安価でアパルトメントを借り、そこを拠点にのんびりパリを歩きまわることにした。やたらと移動しなくとも歩きまわって楽しそうな場所なら果てしなくありそうなのも、パリである。

「初日は、何処に行く?」と、わたし。
「とりあえず、散歩だな」と、夫。
朝食がてら散歩に出たのは、アパルトメント近くのサン・マルタン運河。運河をなでていく風もことのほか冷たく、日本の夏から解放されたことを知る。
気持ちのいい風を吸い込み、橋を渡ろうと運河をのんびり眺め歩いているときのこと。橋の手前でいきなり踏切りが降りてきた。
「船が通るから、橋が上がるんだ」夫も驚いて見ている。
そこは運河の高低差を調節するために川を閉鎖して水位を上げていき、階段をのぼるようにして船が進んでいく場所だった。日本でも見かけるような上に開閉する形ではなく、橋は横にスライドしていく。何でもないことだが、その縦横の違いに、異国にいるのだということを実感した。

帰りにスーパーで粉に挽いた珈琲を買った。ホテルと違いアパルトメントは、清掃などしてくれる訳ではないが、珈琲メーカーもガスコンロも食器もある。洗濯機もある。自宅で暮らすような気ままさで、異国の風を感じることができるかも。そんなパリでの二人旅、はじまりはじまり。

橋が横にスライドしている様子です。踏切待ちも時間がかかります。

ようやく開いて、ゆっくりと船が進んでいきます。

橋の反対側。両方を閉鎖し、水位をあげているところです。

同じ水位になったところで、スタート。そしてもう一度同じことを
繰り返します。気が遠くなるような作業ですね。

その2キロほど先は、貯水池になっています。



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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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