はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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大雪の記憶

金曜の朝、雪は降り始めた。予報では、東京でも積もると言われ、ここ山梨北部では、積雪20㎝が予想された。
「食材、買い込んでおいた方がいいよ」と、夫。
「うん。積もる前に、買い出しに行ってくる」と、わたし。
二人共通の不安は、積雪が予報よりも大幅に上回ること。昨年2月、除雪車のない山梨に1mを超える雪が積もり、陸の孤島となった記憶が甦ったのだ。
おでん、だな。わたしが考えていると、「おでん、だな」と、夫。
ハッピーアイスクリーム! とは言わなかったが、心のなかで笑った。

昨年のその大雪に閉じ込められた時、やはり買い出しを済ませていた我が家では、熱いおでんと熱燗で温まったのだ。その時の記憶が、大雪 = おでん、の方程式を、二人のなかに創り上げたのだろう。
それ故の「おでん、だな」だったのである。
幸い積雪量は、予想を下回った。夫は、週末予定していた、木こり作業に出かけることもできた。そしてもちろん、おでんをたっぷりと食べ、温まった。

記憶というのは、思いもよらないところで結びついているものだ。何年も思い出すことのなかった恋も、鍵をかけてしまっておいたはずの出来事だって、何かの拍子に、ふと思い出すことがある。それは自分でもどうすることもできない出会いがしらの事故のようなもので、思い出したいことだけを選別することは不可能だ。おでんを思い出すくらいは、事故でもなんでもない訳だが。

冬の間に、あと何回、おでんを煮るのだろう。おでんと熱燗で温まるのは嬉しいが、大雪は嬉しくない。空の上にいる誰かが、おでんの匂いで大雪を思い出し、はりきって降らせたりしませんように。

薪ストーブでエコ調理。弱火よりもやや弱火なので5時間置いておきました。
もちろん蓋をして、じゃが芋は丸いまま途中で追加して。

練りモノは、どんどん新しいものが出てきますね。
「蓮根蒸し」と「蟹しんじょ」というのを入れてみました。

夫の木こりの様子です。ルリビタキが、飛んでいたそうです。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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