はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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小さな仕掛け

最近、物忘れがひどい。何しろ、すぐに忘れる。
例えば、あずさの指定席券を取り、電車に乗る前に、確認する。
「えーっと、10号車の5番A席」
ところが乗ったら、すでに忘れている。目当ての席辺りで鞄を探り、ふたたび切符を出し確認するが、その間に「そこ、わたしの席なんですが」とか言われたりする。迷惑千万である。

お盆休みには、夫と庭に出ることが多く、熱中症対策抜かりなく、水分補給を何度もした。ポカリスエットが有効らしいが、日本人は、やはりお茶である。冷たいお茶を何度も飲むのだが、その度にコップを洗うのももったいないので、マイコップを何度も使う。違うコップを使えば問題ないのだが、ふたりで飲むのだからコップも揃えたい。
「こっちは夫の。こっちはわたしの」
リビングからキッチンに持っていき、お茶を入れた途端、これがまた判らなくなっている。そこまで注意を払い、がんばって覚えていたとしても、ウッドデッキのテーブルに運ぶ途中ですっかり忘れている。どっちでもいいって言えば、それまでなのだが。
しかし休み終盤には学習し、氷を変える様にした。冷蔵庫で作るのが追いつかず、ロックアイスを買ってあったのだ。夫のコップにはロックアイス。わたしのコップには、冷蔵庫で作った小さく四角い氷。小さな仕掛けに自分で嬉しくなりつつ、冷たいお茶を何度も美味しく飲んだ。

「最近、物忘れがひどくてさぁ」飲みに行き、友人にコップの話をした。
「えっ? もともと、何度も同じコップは使わないかなぁ」と、友人。
「えーっ、そこから違うの?」と、わたし。
ドイツビールの美味い店で、いく種類かのフランクフルトを公平に食べられるように切り分け、よく冷えた陶器入りのピルスナーをふたり美味しく飲んだ。
「あれ? どのフランク食べたか忘れた」「あーっ、わたしも!」
切り分けた時点で、すでに安心してしまうのだ。切符も然り。お茶も然り。もしかして、これ、最近ではなく、これまでもずっとこうだったのではないか。だが、そんなことを思い出せるような記憶力は、わたしにはないのだった。

左の夫のコップには、買ってきたロックアイスを入れました。
冷蔵庫で作った氷は、透明にならないから、すぐ判ります。

お盆休み最終日には、薪小屋の屋根の修理を終えた夫と、
夜、鮪のカマと目刺しに日本酒で、大人なバーベキューをしました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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