はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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終わりを告げる、茗荷の季節

茗荷の季節が、終わる。
最後の茗荷を、ピクルスに漬けた。淡くピンクに染まり、見た目も可愛い一品。ひと夏楽しんだ茗荷も、もうおしまいかと思うと、淋しい限りだ。

何年か前に植えた茗荷を、毎日楽しめるほどに収穫できたのは、今年が初めて。朝6時前に、味噌汁の薬味にと、茗荷をとりに庭に出るのが日課になった。頭をちょっとだけしか見せていない茗荷を探し、雨に濡れた日もある。夜、奴の薬味にしようと思っていたのにとり忘れ、懐中電灯で照らしながら、夫と、探したことも1度や2度ではない。
義母にも送り、喜ばれた。義父は、これまであまり美味しいと思ったことのなかった茗荷の香りのよさに、80歳を過ぎて初めて気づいたそうだ。
茗荷を堪能した夏だった。

先日、外での食事で、柴漬けが出てきた。全体がピンク色の柴漬けは、パッと見、素材が何か判りにくい。だが、夫が箸をつけるなり言った。
「あ、茗荷」わたしも同意した。「ほんと、茗荷だ」
ひと夏で、茗荷はわたし達に近しい存在となったのだった。

探しまわって、見つけた時の喜び! 太ってますね~。

ピクルスは、日本酒にも合います。もちろん、ワインにも。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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