はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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おでんの卵の食べ方

銀座で、友人達と忘年会をした。
19の頃にバイトしていた喫茶店のバイト仲間と常連のお客さんという、異例とも思われるメンバーだが、ここ数年、毎年恒例になっている。若い頃からのつきあいでもあり、毎年会っていると、会った途端に話が弾む。家族構成やら、仕事やら、大抵判りあっているということもあり、気楽な女子会だ。

洒落たコリアン料理の店で、それぞれ最近のことなどを話し、飲み放題で盛り上がり、2次会に有楽町と新橋の間にある高架下の、入口にアジの干物が干してある店に入った。
何故だかそこで、おでんの話になった。
「昔さぁ、さえちゃんちで、おでん食べたよねぇ」
「食べた! 食べた!」「うん。食べたねぇ。いっぱい煮たの覚えてる」
あれはまだ、末娘が生まれる前だから、20年ほど前のことだ。
「その時にさぁ」と友人。
「ご主人に、おでんの卵の食べ方、伝授してもらったんだよね」
「ああ、あれ? ご飯にかけるやつ?」と、わたし。
夫は、おでんの最後の楽しみとして、必ず卵を食べずにおいておく。そして、器に卵のみをとり、半分に割って黄身を溶かし、白身を細かく箸で割り、汁をたっぷりとよそってご飯にかけて食べるのだ。
「わたし、今でも、あれ、やってるんだ。家族も一緒に」と、友人。
「へぇ、なんか、嬉しいねぇ」と、わたし。
すると、別の友人が「わたし、卵2個食べて、ご主人に叱られた!」
「あったねぇ! そんなこと。彼は卵に思い入れが強いから」爆笑である。
夫は今でも、もちろんそうやって、おでんの卵をご飯にかけ、食べている。

みんな大人になり、変わったことも多いけれど、変わらないこともたくさんある。おでんの卵の食べ方も、その一つだと思うと、そしてまた、友人が友人宅で我が家の食べ方をしていると思うと、嬉しくなった。
多分、来年も、こうして集まるんだろうな。変わらない友人達と、変わらないおでんの卵の食べ方に、乾杯!

コリアン料理、お洒落だったのに、撮れていた写真は1枚だけ。

2次会に入った店では、七輪でエイヒレを焼きました。
静岡名物抹茶コーラなるものがあり、友人が挑戦。普通にコーラの味だとか。

生牡蠣、今年初めて食べました。一度ジンマシンが出てからやめていたけど、
のど元過ぎれば熱さ忘れて、えいや!と食べました。美味しかった!
そして、ジンマシンもでなくて、よかったぁ。

店内には、巨大なテトラポットが2つ、飾ってありました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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