はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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独特のユーモアとペーソスを、いっぱいに浴びて

東京に出た帰り、六本木で『スヌーピー展』に寄ってきた。
漫画『ピーナッツ』の個性的なキャラクター達が創りだす、独特のユーモアあふれる世界が大好きなのだ。
1万7千以上のなかから厳選したという約100点の漫画達が、テーマごとに分けられて展示されていた。
にやっと笑い、ふふふと笑い、あーあとため息をつき、なるほどーと感心したりしながらまた、くすくす笑い、ゆっくりと観て歩いた。

主人公は「おなじみいいやつ、チャーリー・ブラウン」何をやっても上手くいかない彼だが、お人よしだということだけは確か。
(GOOD OL’を「おなじみいいやつ」と訳した谷川俊太郎は、すごい!)
飼い犬スヌーピーは変装が得意な皮肉屋だし、おしゃべりでわがままなガミガミ屋女子、ルーシーや、ベートーベンマニアのピアニスト、シュローダー。安心毛布がトレードマークのライナス、「関係ないでしょ」が口癖で気が強い妹、サリー。他にもたくさんの不思議なキャラクターが、揃っている。

『ピーナッツ』このタイトルは、いつもそこにある小さな世界との意味があり、パンフには「一粒一粒毎日美味しい」とかかれていた。
キャラクターも然り。凝縮されたワンシーンも然り。
だが、キャラクターやユーモアだけじゃない。登場人物達が時折見せる大人びた顔が切なく、大人になっても共感できる部分は大きい。彼らの人生観を不意にのぞかせたような、そんなシーンに魅きつけられた人も多いはずだ。
チャーリー・ブラウンが、ベッドのなかで眠れずにいる作品に目を止めた。

 夜眠れずに問いかけることがある。「何故僕は此処にいるの?
 いったい何が目的なんだ? 僕の人生には意味があるのか?」
 すると声が聞こえる。「やめてくれ! そういう問いかけは苦手なんだ!」

自問自答である。そして彼のお腹の上では、スヌーピーが気持ちよさそうに眠っているのだ。余計なことを考えてしまうことが誰しもに在り、余計なことを考えるのはやめようと思うことも誰しもに在り、説明するのも野暮だよなぁと思うしかないほど、シンプルな絵と短い言葉でそれを見事に表現している。

短い時間だったが、独特のユーモアとペーソスを、いっぱいに浴びて、帰り道、いつになく胸がすっきりしているのを感じた。
  
最後の部屋は撮影OK。大きなフィギア(?)が並んでいました。

天井近くの壁に大きく描かれた、味わいある一コマ漫画。
  
ご先祖様の絵かな? スヌーピーが、8匹兄弟だと初めて知りました。
初期の頃の絵もまた、可愛いんです。

様々な広告にも使われています。フォード社の車、ファルコンにも。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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