はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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涙の効用

娘が高校から「カウンセラー便り」なるものをもらってきた。
「笑いの効用」とある。笑うことがリラックスや、やる気に繋がると、笑いをオススメしていた。娘と笑った。オススメの通りというわけではない。
「なにこれ、ありえなーい」「笑える」と笑ったのである。
笑いについて笑ったせいか、ふたりとも壊れたように大笑いした。
「なんかすっきりした」「くやしいけどすっきりした」とまた笑った。
笑いに効用があるとは、よく聞く話で否定もしない。わたし達が笑った分だけ「カウンセラー便り」も成功を収めたとも言えるかも。
しかし一時期わたしは涙の効用の方に助けられた。
子どもが小さい頃、子育てのストレスもあり、よく泣いた。子どもが眠ってからアイロンをかけつつレンタルした映画を観ては泣いていた。ラブコメが多かったかな。そして本を読みまた泣いた。泣いて泣いてすっきりした。
 
山本文緒の短編にはたっぷり泣かされた。『絶対泣かない』(角川文庫)は絶対泣ける、涙の効用体験をしたい人にはオススメの小説だ。
テーマとして職業を置き、フラワーデザイナー、体育教師、漫画家など、女性が働く中で様々な思いを抱え何かにぶつかり何かに出会い進んでいく。そんな姿を独特の視点で描いている。
デパート店員の『今年はじめての半袖』がわたしは大好きで何度も読み返した。失恋し会社を追われた主人公は自殺しようと考える。両親が死んだら死のう。でもそれまでは働き生きていくしかない。考え込まぬよう働いて働いて、働いた。その先にあったものとは……。
何も考えたくない時にからだを動かす。それは正解かもしれない。笑ったり泣いたり、からだを動かしたり、そうやって進んでいくしかないのだ。

「上を向いて歩こう」と秋空を眺めてみる

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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