はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ハマナスと山蟻

東京に1泊して帰ってきたら、庭のハマナスが咲いていた。
濃いピンクが鮮やかで、目を細める。ハマナスは棘が細かく刺さるとけっこう痛いので、普段は邪魔者扱いだが、今は、森繁久彌が『知床旅情』に歌った ♪ ハマナスの咲く頃 ♪
たった1日で散ってしまうこともあり、棘のことなど忘れ、儚い花よ、のう。などとセンチメンタルに愛でてみる。ハマナスがバラ科の花で、実がローズヒップとして使われているとは、今年初めて知った。まだ蕾は十以上ある。しばらく楽しませてくれそうだ。
そのハマナス周辺に、山蟻がたくさんいるのを見つけた。今年もまた、出て来たな、という感じである。

胴の部分が茶で大きい蟻を山蟻と呼んでいるが、どんな生態をしているのだろうかとネット検索したてみた。
すると、諺『山あり谷あり』のページに出てしまった。
目をとめたのは『苦あれば楽あり』と混同している人が多いのか「山と谷と、どっちが苦でどっちが楽なんでしょうか?」という疑問が並んでいたからだ。
「人生、山あり谷あり」と聞くことはあるけれど、自分では使わないから、深く考えたことはなかったが、どう考えても山がピークで、谷がどん底だろう。
山も谷も、なだらかに、もう超えて来たと思っているわたしだが、まだまだ、生きている。先のことは判らない。判らなくていい。

「山蟻さん、これからの季節、元気モリモリ、活動もピークなんだろうけれど、家のなかに入ってくるのは、やめてね」
ビデオを早送りでもしているかの如く素早く動き回る山蟻に声をかけ、山と谷の間で、ハマナスを愛でた。

目を奪われる鮮やかな色。バラの仲間だったんだねぇ。

若い色の葉と、赤に近いピンクが、初夏を表現しているようです。
  
茎にはびっしりトゲトゲが。すぐに刺さって、ものすごーく痛いんです。
でも、葉っぱは艶やかで、綺麗。山蟻、連写でようやく撮れました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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