はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[717]  [716]  [715]  [714]  [702]  [701]  [700]  [699]  [698]  [697]  [696

スズランと茗荷の攻防

おしくらまんじゅうを、連想する。庭の、スズランと茗荷である。

今、満開のスズランは繁殖力が強く、庭いじりが好きな近所のご夫婦にいただいたものだが、何年か経ち、いただいた時の5倍以上にはなっている。白く可愛らしく香りのいいスズランは大好きな花で、毎年花を愛でるのを楽しみにしている訳だが、1年前から心配の種にもなった。隣に植えた茗荷も同じように強く、じりじりと自分の土地を広げてきたのだ。
今年はすっかり境界線が曖昧になり、先に芽を出したスズランの下に、茗荷は根を伸ばしていたのだろう。スズランの隙間、あちこちから芽を出し始めた。
スズランの花が終わったら、茗荷に譲ってもらおうと思っているが、その断固として譲らない両者の攻防は、観ていて胸がすく。勇ましく、隙あらば見逃さず根をはる強さ。ただただ、感心するのみである。

春の庭に出て、植物達をためつすがめつ見ていると、忘れていたことに気づく。生命の源だとか、難しいことは判らない。だが、生きていこうとするチカラは、もともと自分のなかにもあるものなんだってことを、思い出す。
植物も動物も人も、誰もが生きようとする強さを持っているはずなんだって。

スズランとツルニチニチソウの間に、茗荷が芽を出しています。

写真のちょうど真ん中、スズランの陰に、茗荷の芽が。
スズランも、茗荷も、どちらも譲らず、テリトリーを広げていきます。

スズランは今、満開。花が終わったら、茗荷に譲ってって言ったら怒る?
  
美味しくいただいたタラの2つ目の芽は、食べないのが決め事。
ぐんぐん伸びて、来年も美味しく、よろしく ♪
白いナデシコの新種(?)は、最初の一つを咲かせました。

拍手

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe