はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[1392]  [1391]  [1390]  [1389]  [1387]  [1388]  [1386]  [1385]  [1384]  [1383]  [1382

八ヶ岳と一体になった雲

八ヶ岳の真上に、雲がかかっていた。
「天使のわっかみたい」
運転しながら、つぶやく。ちょうど天使の頭とわっかくらいの間隔を空けて、雲が浮いていたのだ。
「天使のわっかは天使とセットだけど、あの雲も八ヶ岳とセットなのかな?」
天使が飛んでも歩いても、わっかはついて回る。じゃあ八ヶ岳が歩いたら、あの雲もついてくるのかと、うっかり想像してしまう。そんな想像をしたのも、雲がなんとも居心地よさそうに山の上に浮いていたからだ。まるで自分の意思で、そこに居るみたいに。

雲だけではなく、八ヶ岳に居るモノ達を思い浮かべる。棲んでいる動物達。根を張った木々、花々。そして雲のように、ときに現れ、自分の意思で八ヶ岳を歩き、登る人達。
「八ヶ岳は、そんなものものと一体なんだな」
その雲は、どうやら雪を降らせていたらしい。日が暮れてから、夫を迎えに出ると、静かに雪が舞っていた。

一昨日の八ヶ岳。天使のわっかのように丸くはありませんが、
八ヶ岳の真上に、ふわふわの雲がかかっていました。

雲一つない翌朝の八ヶ岳です。赤岳が白く凍っています。

拍手

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe