はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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切手、その名の由来

「切手って、ちょっと親近感湧く言葉だよね」と、右手くん。
「なにしろ、手がつくもんね」と、左手くん。
最近、痛みもあまり感じない様子の左手くんと右手くん。右手くんが frozen shoulder (五十肩)だった頃の切羽詰まった雰囲気は、もうない。
「そのお仲間の切手さん、最近ずいぶんお洒落なものが増えたよね。記念切手っていうの?」
「何かの記念で記念切手を発売したのは、昔の話らしいよ。今は、特殊切手って言うんだって。他にもふるさと切手とか、グリーティング切手とか」
「ふうん。でもなんでさあ、切手って手がつく言葉になったんだろう?」
「ああ、それね。切符手形の略なんだって。で、その手形は、むかーし大切な書類には、手に墨や朱肉なんかを塗って捺したところからきてるらしいよ。」
「そうかあ。手の形って、大切なものとして扱われていたんだね」
「一人一人、違うもんなあ。きみと僕でさえ、違うもんね」
「違うって、大切なことなんだね」
「だよね。違うって、すごいことなんだよねえ」
「で、お仲間の切手さんは、大切な書類の仲間って訳だね」
「そうそう。なんか、そういう仲間がいるって誇らしいねえ」

お年玉付き年賀はがきが1枚当たり、切手シートを受け取りに行った際、その特殊切手を買ってきた。切手収集をしている訳ではなく、ただ使うためだ。
楽しんで使うために買ってきたのだが、大切な書類の仲間なのだという左手くんと右手くんの会話を聞き、小さな薄っぺらい切手というものにその存在の大きさを感じた。まあ、手の仲間かどうかは・・・大きな疑問ではあるが。

左にある白とグリーンのシンプルな切手は、パリの郵便局で買いました。
右の蓮の花の切手は、ベトナムの郵便局で。これは使った後の古切手です。
外国で、郵便局に行くのも、また楽し。
日本の綺麗な切手達、外国の人からはどんなふうに見えるのかな?

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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