はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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おー! フラッシュ!

機を逸した。もう少し、もう少しだけ、と色づくのを待っていたノブドウの実が、綺麗に刈り取られていた。ノブドウを食べる人はいないので、ただ地元の人が草刈りしただけだろう。もちろん、わたしが日々観察していたことなど知る由もなく、邪魔な草を刈っただけのことだ。悪気などありはしない。

ブログをかき始めてから、夫にずっと言われていた。
「デジカメ、買ったら?」
うん。と言いつつ、1年半過ごしてきたのは、ガラケーの画像の精度がなかなかよかったことと、余分なものは持ちたくないという性格からだ。
しかし、5年も使っているガラケーは、フラッシュさえたけない。このたびようやくマイデジカメを購入し、試しに1枚撮ろうとした瞬間、自動でフラッシュが立ち上がり、驚かされた。
「おー! フラッシュ!」すごい。フラッシュだ。フラッシュがある。
フラッシュという言葉が、ゲシュタルト崩壊していくほど、フラッシュとは疎遠だった日々を思う。これからはフラッシュとも親しくなれそうだ。だが、自動でフラッシュが立ち上がらないようにするにはどうすればいいのか? さらに四苦八苦。先が思いやられるが、少しずつ仲良くなっていこう。

ノブドウは、デジカメを、待っていてはくれなかった。
たわわに実るノブドウは撮り損ねたが、小さく実るノブドウをカメラに収めた。植物の季節とはまた別に、そこに人が介入する難しさを感じる。それが自然だとも思う。人も草刈りも自然のうちなのだ。
写真なら、待たずともいくらでも撮れる。機を逸することなく、パシャパシャ撮ろうと、刈り取られたノブドウの痕を見て、カメラの電源をオフにした。

ノブドウの実は、不思議なグラデーションで楽しませてくれます。

蔓梅擬(つるうめもどき)は、まだ、これからかな?
オレンジ色のガクのような部分が割れると、なかには真っ赤な実が。

ひとつだけ開いて、赤い実をのぞかせていました。
赤とオレンジが、ドライフラワーにしても色あせないので人気。
うかうかしていると、また、失くなってしまいそうです。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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