はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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この秋初めての北風

この秋初めて、北風が吹いた。
「松を倒してもらっておいて、よかったな」
乾いた冷たい風を感じつつ、洗濯物を取り込みながら、隣の林を眺めた。
松が3本、倒れている。マツクイムシに幹の内部を蝕まれ、立ち枯れした赤松だ。ひと月ほど前に役場に相談し、切り倒してもらった。
隣の土地の持ち主も、よく判っているようで、了解は得てある。松が倒れて、家が壊れてしまってからでは遅いのだ。

立ち枯れした木と言っても、なかが空洞になっている訳ではない。ずっしりと重い。道路に倒れ、しばらく通行止めとなる風景も、何度か見てきた。枯れかけた松の脇を通る時には、いつも気をつけている。
これからは、もっと気をつけなくなくてはならない。倒木があるのは、圧倒的に冬が多いのだ。幹が乾いて折れやすくなるのか、八ヶ岳おろしと呼ばれる北風の強さに負けてのことか、雪の重みに耐えかねてか。そのどれもが重なって起こる現象なのか。

我が家も、家を建てる前には、赤松の林だった。その松を切り倒し、製材してもらって建てた家である。大黒柱も梁も、軸になっている木材は、この土地の赤松。なので、東側にも西側にも、赤松林がある。もとは続きだった林だ。
マツクイムシは、松が枯れると次の松へと移っていく。この辺りの赤松は、今では、越してきた頃の半分もなくなった。

月日が過ぎていくのと同様に、どうしようもないことではあるのだけれど、
「淋しい気持ちが湧くのは、わたしだけだろうか」などと思ってしまう。
居間の大黒柱からも、梁からも、切り倒された赤松が、見えている。
いや。切り倒されて柱となった赤松がどう思っているかなど、人間であるわたしには、知る由もないことなのだが。

我が家の赤松は、樹齢80年ほどでしたが、この木は60年ほど。

松はヤニが強く、煙突が詰まるので、薪にはできません。
このままここで、朽ちていくのかな。

林のなかには、あちらこちらに漆が。美しく紅葉しています。
まだ緑のもの、黄色くなったものもありました。

足元には、きのこもたくさん生えていました。

これ、何の実でしょう? 綺麗なうえに、美味しそうなんだけど?

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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