はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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セイタカアワダチソウと小さかった頃

今、明野ではセイタカアワダチソウが、そこ此処に、咲き乱れている。
アキノキリンソウ属だが、別名アワダチソウと呼ばれるアキノキリンソウより大きくなるという理由で「セイタカ」と、つけられたそうだ。

「小学生の頃は、背が高い方だったのよ」義母が、言った。
「えっ、わたし、6年間ずっとクラスで一番、小さかったんです」
大人になってから初めて会った義母は、自分より背の高いわたししか知らない。驚くのも当然のことである。
今では161㎝ あるのだが、当時は、背が低いことに、けっこう強いコンプレックスを感じていたのだ。
今はどうだか知らないが、あの頃は背の順で並ぶのが常で、わたしはいつも一番前。何かの際に「一番前、しっかりしろ!」と叱られる回数が増え、損しているよなぁとの思いもあった。何しろ、ぼーっとしている性格は、今も当時も変わらないのだから。

6年生の頃、特別仲良しだった子は、クラスで一番背が高かった。大人びて見える彼女に憧れてもいた。『少女コミック』と『マーガレット』を片方ずつ買って、交換しようと言い出したのは彼女で、そんな発想もまた、大人っぽく感じられた。中学は違ったのだが、その後高校に入ってから、バイト先が一緒になった。わたしはすでに、今の身長。彼女とも、そう変わらなくなっていた。だから、という訳ではないのだろうが、再会した時に驚いた。
「こんなに可愛らしい、子どもっぽいところがあったんだ」と。

そう考えると、ずっと会っていない小学校の頃の友人達からしたら、わたしはきっと、一番小さい子のままなのだろう。
セイタカアワダチソウを見上げつつ、小さかった頃の自分に思いを馳せた。

空に向かって、ぐんぐん伸びていくセイタカアワダチソウ。

それを見下ろす、南アルプス連峰は、甲斐駒ケ岳。

散歩コースにあるワイン用の葡萄畑の脇にも、咲いていました。
葡萄は、そろそろ、収穫なのかな。重たそうに実を揺らしていました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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