はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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悪い知らせとよくない知らせがあります

『マリアビートル』(角川書店)を再読し、うっとりしている。
「七尾ってさ、意外に強いんだよね、これが」
「そうそう。気は弱いんだけど、スイッチ入ると強いんだよ」
伊坂幸太郎ファンクラブ(在籍2名)の仲間と、うっとりしゃべる。
「しかし、気持ちいいくらいついてないよね、彼」
「まあ、常に不運に見舞われる人生を送ってるって設定なんだから」
「ただし不運に見舞われる人生を送りたいと願った時以外は、ね」
「でも『マリアビートル』はてんとう虫って意味らしいから、主役なのかな?」「主役っぽくなーい」
 
『マリアビートル』は、東北新幹線の中でのストーリー。
危ない仕事を生業とする七尾は「トランクを持って次の駅上野で降りて」という簡単な(はずの)仕事を引き受けるが、ツキのなさでどの駅でも降りられない。トランクの持ち主は殺し屋コンビ檸檬と蜜柑。中身は大金で彼らに指示したのは恐くて危ない組織のボスだ。
さらにその新幹線には王子という中学生が乗っていた。王子を殺そうと乗ってきたのは元殺し屋木村。子どもがデパートの屋上から突き落とされ意識不明のままで、犯人が王子なのだ。王子は14歳だがすでに10人殺しているという悪意に満ちた奴。
そしてなぜか『グラスホッパー』の主人公鈴木も同乗している。『グラスホッパー』で寺原を殺した毒を使う殺し屋スズメバチも。
 
「いい知らせと悪い知らせがありますってセリフ、言ってみたいよねー」
報告時、常にそう言う伝説の殺し仲介業者がいたと文中に出てくる。
「かっこよく言えないと意味ないね、それ」
「森絵都の小説にもあったよね」
「短編集『風に舞い上がるビニールシート』(文藝春秋)だっけ?」
「そうそう、野球の話ね。朗報と悲報がありますってやつ」
「悪い知らせとよくない知らせがありますってセリフもどっかであったな。何かで見たんだけど忘れたー」
「それいいね」「使えないから。っていうか言われたくないから」
「悪い知らせとよくない知らせがあります」「いやだー!!」

押し屋の槿(あさがお)もふたたび登場します 槿は正しくは
「むくげ」と読みますが「あさがお」と読ませる場合もあるそうです 
庭のむくげが今ちょうど綺麗です

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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