はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ハードルを越え、食したことがないものを作ってみる

木曜は、夫とランチすることが多い。東京は四ツ谷の会社に通う彼は、木曜は山梨支社、つまり自宅で仕事をすることにしているのだ。
「お昼、なんにするー?」と、わたし。「うーん」と、夫。
山梨も標高600mある我が家でさえこう暑くては、ない冷房が欲しくなる。昼食時、食欲がわかず、メニューを考えるのも億劫にもなる。

ところが昨日は、夫が食べたいものがあると所望した。先日会った知人から聞いたという。
「胡瓜とかさ、いろいろ刻んで冷やすんだよね」
「それって、山形のだしかな?」
「山形のだしなのかは知らないけど、ご飯にかけて食べるらしいよ。暑い時にも食がすすむんだって」
「わたしも食べたことはないけど、噂には聞いてる」

食したことがないものを作るのは、ハードルが高い。出来上がっても、その物の味に仕上がってるのかどうか確認しようがないからだ。なので、こういう勢いで作ってみようという機会でもないと、なかなか手が出せない。急なリクエストだしダメもとだという気楽さもある。とにかくあるものでやってみようとネットレシピをいくつか検索し、冷蔵庫の中の使えそうなものを並べてみた。胡瓜、茄子、オクラ、納豆、めかぶ、生姜、生きくらげ、茗荷の甘酢漬け。これだけあればできそうだ。胡瓜と茄子はあく抜きし、きくらげは茹で、とにかくすべて刻んで麺つゆ+α の調味料を入れ、粘りが出るまで混ぜた。あとは冷蔵庫で冷やせば出来上がりの簡単タイプだ。

「美味しい!」と、わたし。「これは、美味い」と、夫も大満足。
しかし、彼はその後に言葉を付け加えた。
「でも聞いたのはもっと薄味だったと思う。ほぼ素材の味的な」
「それって、もしかして冷やし汁のことかな?」
ふたりとも、だしも冷やし汁も食したことがない。考え込みつつも「まっ、これだけ美味けりゃいいじゃん」「だね」と、もりもりご飯を食べたのだ。

薄いピンク色は茗荷の甘酢漬けです。茄子の紫も綺麗なうちに食べました。
ねばねばするものを混ぜるのって、何故か楽しいんだよね。

ご飯がすすむなぁ。すすみすぎないよう、要注意!
夫ご所望の鶏のから揚げも、もりもり食べました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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