はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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激辛唐辛子を甘くみるな!

同じ失敗に、よく陥る。失敗することで学習し、2度は繰り返さないというのがベストではあるが、失敗のツボというものが、人それぞれに違っていて、誰にでも「あー、またやっちゃった!」ということがある。(と、思いたい)
苦手なところでよく失敗するのかと思えば、一概にそうとも言えない。苦手な数字が飛び交う経理の仕事での失敗もあるが、苦手だという前提に立ち、何度も、もう本当にしつこいくらいに何度も確認する。苦手が故に同じ間違いはしないし、失敗の数も少なくなるものなのだ。
ということで、失敗のツボは、得意なところにあるんじゃないかと、わたしはにらんでいる。得意分野ほど、やはりどうしても甘くみてしまうのだろう。ふん、これくらいだいじょうぶさ。というおごりが失敗を招くのだ。

わたしの場合、その陥りやすいツボは、辛さである。
辛いものが大好きだ。七味唐辛子は、京都は一休堂のものをネットで買えるようになる前から取り寄せていたし、わさびも辛子も生のにんにくも生姜も、キムチだって、とかいていると、うっとりしてくるほどに好きなのだ。

スーパーの野菜売り場で『コールラビ』なる野菜を発見した。綺麗な色と、角が生えた子鬼のような面白い形。調理法をかいた紙も付いている。
「きんぴらかぁ。簡単そう。ふむふむ、唐辛子、にんにく、生姜ね」
調理法をサッと読むと、隣に『激辛唐辛子』がある。まだ柔らかく新鮮な緑色。わたしは、コールラビと激辛唐辛子を買い物かごに入れた。その時すでに、甘くみていた。どうせ、なんちゃって激辛でしょと。
唐辛子を刻んだ時に、咳が出た。あれ、風邪ひいてないのになぁと疑問に思うが、ここでもまだ、甘くみていた。そしてにんにくと生姜と唐辛子2本(!)を炒めて、さらに咳が。
風邪のひき始めかなと、まだまだ呑気だ。しかし出来上がったコールラビのきんぴらをひと口味見した途端、思いっきりむせた。辛いなんてもんじゃない。水を飲むが咳は止まらない。3分ほど止まらない咳に苦しみ、ようやく気づいた。これは、なんちゃって激辛じゃない。ほんまもんの激辛唐辛子だと。

辛い物好きな人には在りがちだ。自分に限って、このくらいの辛さなどビクともしやしないとの無駄な自信と、いらないプライド。きんぴらから綺麗な赤と緑の激辛唐辛子を取り除きつつ、忘れた頃にまたやるんだろうと確信した。

この色と、この形に魅かれました。唐辛子もうっとりするほど綺麗。
コール(キャベツ)+ラビ(カブ)というドイツ語だとか。

でも、むいてみたら、なーんだ、ただのカブ?

唐辛子、綺麗なんだけど、入っていると危険です。
でも取り除いて味が落ち着くと、やめられない、とまらない!

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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