はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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料理マンネリ化の原因

『スペインバルブック』なるものを、夫が買って来た。
「正月に、パラパラ見るのに、丁度いいかと思って」と、夫。
スペイン料理の写真が数えきれないほど載ったその本は、確かに丁度よく、ふたりめくっては、昨夏旅したスペインの話をしたりした。
すると、当然のようにスペイン料理が食べたくなり、先週、四谷のスペイン料理店『MAMAS&PAPAS』に、ふたり出掛け、生ビールと赤ワインで乾杯し、「美味しいねぇ」と、舌鼓を打った。

スペインはバルセロナから入り、グラナダ、コルドバ、マドリッドをのんびりペースで回った。グラナダでは、ビールをオーダーする度に、タパスという酒の肴が無料で出て来るのが楽しく、バルを梯子し夕食にした日もあった。生ハムのハモン・セラーノが有名ではあるが、シーフードや野菜のメニューも多く、日本人の舌に合っていることを実感した。
だが、美食の都と呼ばれるバスク地方に、行っていない。
「また、行きたいねぇ。スペイン」と、わたし。
「北に、行きたいよねぇ」と、夫。バスク地方はスペイン北部にある。

スペイン北部へ行く日を夢見て、とりあえずは『スペインバルブック』とスペイン料理店の味を参考に、スペイン料理の腕を磨くことにしようか。
初めの一歩は『MAMAS&PAPAS』の海老のアヒージョだ。忘れないうちに再現してみなくてはと、冷凍の海老を生協で注文した。その後、2歩3歩と続くかどうかは、霧のなかだが。
そう言えば、と頭の中に引っ掛かったものを引っ張り出した。友人に教わったパエリヤを作ったのは11月のことだったっけ。美味しく出来たことに気をよくし、我が家の定番にしよう! とまで思ったのに、それきり作っていない。我が家の料理マンネリ化の原因は、この忘れっぽさにあったのか。しんとした心持ちで推測する。初めの2歩目、すでに深い霧のなかかも。
  
中身は、写真もお洒落なのにカタカナで『スペインバルブック』
そのアンバランスさが、ちょっと笑えます。
写真のページは、バスク地方のスタンダードなタパス『ピンチョス』

 
雰囲気のある、四谷のスペイン料理屋さん。

生ハムとチーズのコロッケが、驚くほど美味しかった!

ガンバス・アル・アヒージョは、外せません。ガンバスとは芝海老。
でも、此処では車海老を使った、贅沢なオリーブオイル煮でした。
ニンニクの効いたオイルに、パンをつけて食べるのが粋なんです。

鱈とアサリの煮込み。スパイシーだけど優しい味で温まりました。
でも、何のスパイスか、さっぱり判りませんでした(笑)

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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