はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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たまたま組んだペアだって

オーストラリアの娘からびっきーの絵が届いた。
彼女は絵が苦手だったように思うが、似ている。
12月に帰る予定を2月に延ばしたのは彼女だが、ホームシックならぬびっきーシックだろうか。これまでも度々びっきーに会いたいとfacebookでつぶやいているのを見かけた。
彼女がびっきーを可愛がる様は、わたしにはとても微笑ましく映る。みずがめ座的冷たさを持つわたしは、びっきーとも適度に距離を置き、同じ部活でたまたまペアを組んだ友人のごとくつきあっている。悪い奴じゃないとおたがい分かってはいるけれど、相容れないところを持ち合わせているペア。
 
しかし、決して仲が悪いわけではない。最近びっきーは、軽トラに飛びかからずお座りして我慢することを覚えた。と言うのも、何故か4歳位から走って行く軽トラに限り、飛びかかるようになってしまったのだ。乗用車には目もくれない。軽だからという訳でもない。軽トラックオンリーに反応する。散歩中、農作業の軽トラが2、3回は通るし、本気で飛びかかっていくので、ものすごく危険だ。びっきー本人が。
それでわたしは根気よくジャーキーを持ち歩き、軽トラが通る前にびっきーを脇に座らせて待たせ、通り過ぎた時にジャーキーをあげるようにした。今では、軽トラ=ジャーキー。呼ばなくても自分でわたしの脇に座るようになった。ちぎったジャーキーを放り投げると、嬉しそうに空中キャッチする。娘が教えたこの技は健在だ。

たまたま組んだだけの、特に気が合う訳じゃないペアだって、時と共にその距離は、わずかではあるかもしれないけれど縮まっていくものなのだ。

夫は、軽トラが通り過ぎてもジャーキーをあげません。
「あれ? あれ? ジャーキーですよね?」と、びっきーは催促します。
夫は、途中でトレーニングをするので、それを待っていたご褒美に、
ジャーキーと決めているようです。
「統一性がないなぁ」とびっきーが思っているかどうかはわかりません。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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