はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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100%迷子

100%迷子になる。自分の方向音痴度を、再確認する出来事があった。

渋谷のハチ公前、スクランブル交差点で信号待ちしているところ、推定55歳、中肉中背、眼鏡使用、髪はセミロングの女性に声をかけられた。
「東急百貨店本店って、こっちですよね?」
「ああ、はい。こっちだと思います」と、わたし。
「こっちでは、ないですよね?」と、公園通りを指差して女性。
「違うと思いますよ。あっちはNHKがある方向ですね」と、わたし。
「ですよね」と、不安げに女性が言うので、それならと提案した。
「わたしも、東急本店に行くところなんで、よかったらご一緒しませんか?」
「ありがとうございます」と、女性。
しかし彼女は、信号が青になるなり、わたしから逃げるように一目散に逃げ出した。人が親切で言ってるのにと、ムッとしつつも、知らない人に声をかけられたら逃げるようにと、お母さんに教わったクチかなと考える。だがしかし、そんなにわたし、怪しく見えたのかな?
「でもさ、でもさ、声かけてきたの彼女の方だよね?」
腑に落ちないまま、わたしも彼女とは別にずんずん歩く。だが、あれ? と思った瞬間には、あるはずの東急本店が見当たらないという状況に陥っていた。
10分とかからないはずの場所に着いたのは30分後。それも交番で道を聞きようやくたどり着いたのだった。

「彼女がわたしの方向音痴を一瞬で見抜いたんだとしたら、それはそれですごいなぁ。悔しいけど」と、ひとりごち、7階のジュンク堂に向かう。
待ち合わせの1時間前に到着時間を設定して出て来たので、40分ほど早く到着したのだ。方向音痴だが、本屋で新しい本を発見する能力には自信がある。山本文緒の15年ぶりになる長編小説『なぎさ』(角川書店)が出版されたことさえ知らなかったが、発掘するのに5分とかからなかった。
だが、その後が問題だった。「レジがないよー」
キャッシャーと矢印にかかれた方向へ進めど、一向にレジが見当たらない。
「もう疲れた(泣)」
その後、落ち合った夫に呆れられたのは言うまでもない。
「東急本店に来るのに、迷ったのぉ!? すごい。信じられん」

翌日も麹町を歩いていて、道を聞かれた。
「ニューオータニは、何処ですか?」何故にみな、わたしに道を聞く!?
マタニティーマークのように『方向音痴』マークが欲しいと、本気で思った。

この看板と同じくらいの大きさの「キャッシャー」の看板がありました。
これ、わかんないでしょう!? 後ろ振り向いてもレジないんだよ!

何故同じ過ちを繰り返すのだろうとは、わたしが問いたい。
ジュンク堂に併設された『荻原珈琲』で。迷子の後はアイス珈琲が美味しい。

海の美しさのみを表現した中表紙。小説は、美しさだけで終わらない予感。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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