はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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鏡の気持ちに、寄り添って

運転中、カーブミラーを見て、気持ちが和むことがある。田んぼに映った空が見えたり、紅葉した山桜が目に眩しかったり、すれ違う車が少ない田舎町だからこそ、そんな景色もゆっくりと胸に落とし込むことができる。

我が家の近くの四つ角にも、ミラーが設置されているが、その角度が微妙にズレている。もう10年以上、直そうとする人もないが、事故も起こらず平和だ。どんなズレ方かというと、右からやって来る車が見えるはずなのに、自分が見えてしまうのだ。ボーっとしていると、あ、黒のフィットが来た、と何年経ってもとっさに、アクセルを踏むタイミングが遅れるわたしである。

最近ふと思うのだ。フィットは、ここで出会う黒のフィットのことをどう思っているのだろうかと。鏡の存在を認識し「あ、ちょっと汚れてきたなぁ。洗車して欲しいよなぁ」などと文句を言っているのか。はたまた「あ、いつもここで会うね。こんにちは。元気だった?」などと挨拶しているのか。更に想像をふくらませれば「あ、あの子だ。ポッ」などと恋心が芽生えていたりするかもしれないなどと考え、楽しんでいる。

鏡は時に、意外なものを映し出して、驚かせてくれる。そんなハッとする瞬間に出会う度、鏡がくすりと笑っているように感じる。事故を起こさず過ごさせてくれている、日本中に設置された数えきれないミラーも、様々な景色を映し出し、何かを感じたり、笑ったり、喜んだりしているといい。長い年月そこで働いて、いろいろなものを目にしてきたのだろう。感じる心が生まれても、可笑しくはないと思うのだ。
  
当然ですが、見る方向によって映る風景も変わってきます。
車からは見えない、下から覗いて撮った風景。
   
要注意人物&要注意犬? ミラーの下には、蔓が紅葉していました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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