はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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『オリエント急行殺人事件』

アガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』は読んだことがないが、フジテレビ開局55周年記念、三谷幸喜脚本ドラマを観た。
(フジテレビは、我が家に届かぬため、オンデマンドで)
佐藤浩市が悪役を好演し、野村萬斎の大げさな演技と、13人の魅力あふれる乗客とで、喜劇仕立てのテンポよいミステリーに仕上がっている。
昭和初期という時代設定では、女性陣のひらひら華やかな服装や、派手にカールさせ整え過ぎた髪形なども楽しめた。
情報社会の現代では起こり得ない、寝台特急という密室での事件だ。

雪で立ち往生した寝台特急の自室で、乗客の男、藤堂が殺された。胸や腹に、刺し傷が12か所。一見すると、残虐な殺人犯を思い浮かべるが、思慮深い瞳で、その傷を見つめる男がいる。その寝台車両には、名探偵、勝呂武尊(すぐろたける)が乗っていたのだ。彼は言う。
「犯人は、力の強い男であり、かよわい女であり、右利きであり、左利きの人物です」
勝呂は、12人の乗客から、個別に事情聴取を始めた。そして、意外な真実にたどり着いたのだった。

三谷幸喜の映画やドラマを観ると、いつも感じることがある。
「人間って、一所懸命やっている姿ほど、滑稽に見えるものなんだよなぁ」
殺人計画さえ、真面目に取り組む、真面目な人達。登場人物、ひとりひとりを見つめることで、その滑稽さが際立ち、更に可笑しさが倍増する。
そして観終った後、すっきりとした気持ちで、考える。もし、観客がいたとしたら、わたし達の日常は、さぞ滑稽なんだろうな、と。そしてこうも思う。滑稽でけっこう。どうせなら思いっきり笑ってくれ、と。だって、ここまで生きてきたら、もう何はともあれ、生きていくしかないんだから。

アガサ・クリスティに挑戦してみようかなと、読んでみたかった
『そして誰もいなくなった』(ハヤカワ文庫)を購入しました。
息子が高校時代ハマって、彼の本棚はクリスティで、いっぱいだったなぁ。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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