はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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カタツムリの眼

庭仕事をしていたら、薪割りしていた夫に呼ばれた。
指差された薪の上を見ると、立派なカタツムリがいる。
「割った薪のなかに、いたの?」と聞くと、夫は首を傾げている。
薪太郎が、おぎゃあと生れなくてよかったのだが。

カタツムリは、眼を出したり引っ込めたり。カメラのシャッター音にも反応するようで、すぐに大小の触覚を引っ込めるが、頭まで引っ込めることはなく、少しずつ前進している。
「よくよく見ると、眼の先に黒目があるんだね」と観察した感想を言うと、
「カタツムリをよくよく見る人は、普通いない」と、夫は呆れていた。
しかし、あんなにあっちこっちが見えて混乱しないのだろうかとわたしの思考は、すでに先を、カタツムリのようにゆっくりと歩いて行く。調べると、明暗しか判らない眼なのだそうだ。

ぼんやりと全体を見ていて、パッと黒目を凝視すると、カタツムリはまるで違う生き物のように見えた。突然、そこに表情が現れるのだ。漠然としていたカタツムリの「意思」が見えたような気がした。

こうしてカタツムリを見るときと同じく、人の顔を見るときにも、眼を中心に見ているのだなと気づき、ハッとした。眼にあるものは「意思」なのだ。

この後、隣りの林のクヌギの葉に、移動してもらいました。
夕方見に行くと、いなくなっていました。
夫曰く「鳥に食べられたのかもね」それも、自然淘汰かも知れません。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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