はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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風の廊下

暑くなってきた。
標高600mの我が家では、まだエアコンが欲しいほどの暑さにはならないが、欲しいほどの暑さになったとてエアコンは設置していない。年々暑さが厳しくなるなか、暑さをしのぐ術を考えるのも夏の行事だ。

居間にはゴザを敷き、すだれを掛け、寝室回りも寒色のカバーリングに替えた。小さなことだが、それだけでずいぶんと過ごしやすくなる。昔ながらの知恵の大切さを感じる。
廊下の天井近くと足もとには小窓がたくさんついていて、すべて開けるとかなり風通しがよくなる。家を建てたとき、設計士さんは『風の廊下』と名づけた。わたし達もそれに習い、そう呼ぶ。
「そろそろ、風の廊下の窓、開けようか」という具合いに。
それも、夏を迎える行事だ。

設計士さんに、どんな家を建てたいかと問われ「風通しのいい家」と答えた。それは、家の機能として実際に風が通るということとは、違う。3人の子ども達が大人になっていく過程で、家族のなかに空気が滞らないようにという意味だった。設計士さんは、子ども部屋は2階だけれど、トイレは1階にしましょうと言い、階段を下りてすぐの場所に置いた。成長期の子ども達は嫌な顔もしていたけれど、吹き抜け上部の子ども部屋で話す声は居間に筒抜けだったし、居間で話す大人の声もまた子ども部屋に筒抜けだった。機能としての風通しも、過ごす家族の風通しも、悪くない家となった。

だからと言って、それで子ども達がすんなりと大人になったかといえば、そんなことはない。悩み多き子育ての時期を過ごしたことには変わりないし、まだまだ悩みも尽きない。
でももし、密閉された場所でそれぞれの時間を過ごすような家だったら?
それは住む人次第なのだろうが、家族間の風通しも、今とはまた違うものになっていただろうことは想像できる。

廊下を通る風を感じ、都会で暮らす子ども達を思う。息子は5年も帰って来ないけれど、どうしているのだろうかと。

天井近くの窓です。開け閉めは、専用の棒があります。

こちらが足もとの窓。一度、蛇が入って来てしまい往生しました。

反対側から見たところ。ライトをつけてみました。
廊下は16年間も壁を塗らずにいましたが、冬にようやく完成しました。
収納が大きく助かっています。扇風機を出し、カーペットを仕舞いました。

足もとです。ルンバは、ここを走るのが好きなようです(笑)
突き当り右が玄関、左が居間、階段を上ると子ども部屋です。

廊下には、ギャラリーがあります。夫、お気に入りの場所です。
もうちょっと、置くものを充実したいです。



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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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