はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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金木犀の香り

庭で、金木犀が香っている。
10年ほど前に、小さな苗木を植えたのだが、花を咲かせるようになって、まだ何年も経たない。

新婚の頃、住んでいた大田区のアパートと、私鉄の駅とを行き来する道に大きな金木犀の木があり、この季節になると歩いているだけで不意に香りがした。
また、川崎に越してから、子ども達を幼稚園に送る道にもまた、金木犀があった。不意に香るその匂いは、忙しい生活のなかで、季節を思い出させてくれたものだ。

そんな思い出もあり、金木犀を植えた訳だが、その時、小学生だった末娘の反応が面白かった。
「えーっ! 金木犀の匂い、大嫌いなのに!」
そう言い捨てて、娘は、自分の部屋に行ってしまった。わたしは、あっけに取られ、それから、笑い出したくなる感情が、ふつふつと湧いてきた。
彼女は、好き、嫌いをはっきりと持っている。そのことが、嬉しかったのだ。
金木犀が咲く度に、その時のことを思い出す。

彼女は今でも、金木犀の香りが、嫌いなんだろうか。

優しいオレンジ色が、香りを表現しているかのようです。

アップにしてまじまじ見つめると、不思議な形に見えてきます。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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