はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ダッチオーブン・チャンス

イブの夜、夫がダッチオーブンでローストチキンを焼いた。
丸焼きではなく、骨付きもも肉でちょっとお手軽な感じだが、3時間前から塩をすり込んだり、にんにくと玉葱を炒めたものと何種類かのスパイス、調味料に漬け込んだりと、味付けは本格的だ。
わたしは、カルパッチョとトマトのブルスケッタのみ作ればいいということになり、楽ちんで準備も整った。ふたりスペイン産のシャンパン、カバで乾杯し、チキンが焼き上がるのを待つ間「ダッチオーブン、もっと活用したいね」と夫。「そうだね」とわたし。ダッチオーブン料理の本を1冊買おうかという話になった。
 
ダッチオーブンは夫の友人の私物で、以前バーベキューした時に買い、また来た時に使うと、そのまま家の倉庫に置いて行ったものだ。あれはいったい、何年前だろうか。ダッチオーブンはそのまま陽の目を見ず、倉庫の中で長い眠りについていた。そして今年のイブ、久しぶりに眠りから目覚めた。チキンを焼くよ、という夫の声に揺り起こされて。
料理が得意な夫の友人は、長く海外勤務が続き、ダッチオーブンを使いに山梨の田舎まで来る機会は、なかなか訪れない。
しかしダッチオーブンは手軽に使うには重すぎて、わたしが普段、料理するのには向かない。
もしかしたら、これはチャンスかも、と策略する。夫に男の料理なるものを覚えてもらい、たまにはイブの夜のように料理を分担し、楽しく楽ちんに美味しいディナーが食べられるといいな、などと考えたのだ。チャンスの神様は前髪しかないという。だから通り過ぎる前に素早くつかまなくてはならない。ダッチオーブン料理の本、さっそく買ってこようかな。

味付けに手間をかけただけあって、抜群に美味しかったです。
保存版レシピだと思いきや、「あ、かいた紙捨てちゃった」と夫。
ゴミ箱から救出しました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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