はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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のびゆく雲に

食料品の買いだしをした帰り道、運転席から見える雲に目を魅かれた。雲は、広げた扇の骨のように、放射状に広がっていた。
「おーっ!」思わず声を上げる。なにやら神々しい感じがしたのだ。
帰宅してすぐに、空の事典とも言える『空の名前』(光琳社出版)を開いた。放射状雲。形そのままの名前だ。だが、その放射状に広がっている雲は、じつは平行なのだとかかれていた。
「まっすぐに伸びる鉄道のレールの先の方が、一点に集まっているように見えるのと同じ理由です」
近くのものは大きく見え、遠くのものは小さく見えるということか。
雲など、みな手の届かぬ遠い遠い場所にあるものだとしか考えていなかったので、逆に新鮮だった。

目に見えるものと、実物や真実は、いつも同じという訳ではない。ただ、自分の瞳が映しているモノ、というだけで、それが本当だとは限らないのだ。

けど、と考えてみる。それを見て感じたことは、本当なんじゃないかな、と。例えば、あの雲を見て、神々しいと思ったり、綺麗だと思ったりした気持ち。ただの平行に並ぶ雲なのだけれど、後光が射している訳でもなんでもないのだけれど、見て、感じたその気持ちは、きっと本当なのだ、と。

南アルプスの北側に、気持ちよさそうに広がっていました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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