はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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電話の声に

夏バテしたという末娘と、電話でしゃべった。
「夏休みなんでしょ。帰って来ないの?」
「うーん、バイトあるしなあ」
何を話すでもない、ごく普通のやりとりだ。思ったよりも元気そうで、安心した。ただその声が、やけに幼く感じ、ちょっと切なくなる。
彼女は、メールもクールで余計なことはかかない。用がなければ、連絡してくることもない。本が大好きなのに、理系が入った合理主義。わたしとよく似ている。だがその声には、クールさは感じられない。

彼女と会ってしゃべっているときには感じない幼さを、声だけだと感じてしまうことがよくある。会って、顔を見て、笑ったり肩をすくめたりしながらしゃべると、その全体がわたしのなかに流れてくる。クールさを前面に出した印象。それが実際には、本当の彼女なのかも知れない。しかし声だけの、幼さを残した彼女も、わたしのなかでは本当の彼女だ。

娘じゃなくとも、普段会っている人が、声だけ聴いてみたら、また違う印象になるということもあるのだろうか。その人の本質が、会って初めて判ることもあるだろう。しかし、何度も会っているにもかかわらず、声を聴いたときに不意に何かが判るということも、ないとは言えないなと思った。
いや。声だけを聴いたとき、わたしの母親としての感情が、彼女の幼さを誇張して聞き取ってしまうということだって考えられる。
娘の声に耳を傾けながら、つらつらとそんなことを考えた。彼女の部屋に吊るしたままの風鈴が、ちりちりりんと音を立てている。

昨日の庭の様子です。
隣りの林との間に広がるホソバウンラン。やさしい黄色です。

ワレモコウには、夏トンボがとまっていました。

テッポウユリは、日に日に蕾を膨らませています。

ムクゲは、毎日新しい花を咲かせて。

むっくり顔を出したキノコさんも、いらっしゃいました。

山桜の葉っぱが、赤く紅葉して落ちていました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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