はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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空中庭園デート

末娘と、久しぶりにランチした。
待ち合わせたのは、池袋の西武百貨店屋上にある睡蓮の池。『食と緑の空中庭園』と名づけられた気持ちのいい屋上で、そこに睡蓮の花が咲く池がある。

待ち合わせは11時だったが、天気もいいので早めに出かけた。娘を待つ間、睡蓮をのんびり眺める。睡蓮だけではなく巨大な寄せ植えの鉢といった感じに、綺麗に花々が植えられ、春から夏にかけて咲く様々な花が揺れていた。
デパートの屋上といえばミニ遊園地があったものだが、お洒落になったものだなあと感慨に浸る。しかし買い物の合間か、または庭園散歩に訪れたのか、子ども連れのお母さんが多いのは今も昔も変わらないのかも知れない。
「ほーら、お花いっぱい咲いてるよ。綺麗だねえ」
3歳くらいの女の子の手を引くお母さんが、小さな娘に笑顔を向ける。
2歳くらいの走り回る男の子のあとを、追いかけるお母さんもいる。
ふと、20年後の小さな彼らが大人になった姿を思う。それは、もうすぐ現れるであろう21歳の娘とわたしの姿と重なるだろうかと。そして、ちょっと自慢したいような気持ちになる。大学生の娘と睡蓮の池を歩けることを。娘がいちばん好きな花が睡蓮だからと、ここで待ち合わせをしたことを。

「お待たせ」時間通りに、娘はやって来た。
「睡蓮、咲いてるよ」ふたりで、池を眺める。
だが1分もしないうちに、娘は言った。
「お腹減った! お腹減った!」
まるで駄々をこねる3歳児さながらに。
「・・・そっか。行こうか。何食べる?」「お寿司!」
デパートの屋上では、子どもは子どもに返るという法則があるのだろうか。もともとのキャラだという気もしないではないが。どちらにしても、母娘で睡蓮の池を歩けると楽しみにしていたのは、わたしだけだったようだ。名残り惜しくも睡蓮の池に別れを告げ、一つ下の階にある回転寿司に向かった。
「アイス―!」
小さな子が、駄々をこねる声が聞こえ、ふたりくすりと笑った。

ウッドデッキの階段を上ると、花に囲まれた池がありました。

わーい。睡蓮、咲いてる~。うれしい。

綺麗。モネの絵『睡蓮』を思わずにはいられません。

アップで見ると、一輪一輪の瑞々しさが伝わってきます。

色もいろいろ。黄色っぽい睡蓮も、ありました。

濃いピンクの睡蓮も、魅力的です。

池の周りの花々です。お洒落な白のカシワバアジサイ。

白い紫陽花に埋もれるように咲いているのは、アオイの種類かな。

ホタルブクロは、都会の空近くでも、ひっそりうつむいて。

ツボサンゴの赤は、庭全体のアクセントになっていました。

パクチーの花に似ていますね。あちらこちらに咲いていました。

マツムシソウでしょうか。これもいっぱい咲いていました。

薔薇は盛りを過ぎましたが、やっぱり綺麗。風格があります。

庭園の奥には、お稲荷さんがありました。お参りしてきました。



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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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