はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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坂東太郎を眺めて

綺麗に湧いた雲を見るたびに、空の図鑑とも言える写真本『空の名前』(光琳出版社)を開く。8月も半ばを過ぎ、最近は秋を感じる鰯雲なども見かけるようになった。雲に対してなど薄っぺらな知識しかないが『空の名前』をめくることで、少しは知ることができ、楽しんでいる。
入道雲のページには、江戸では入道雲を「坂東太郎」と呼んでいたとかかれている。モノに名前をつけたり、擬人化したりするのはわたしも好きだが、遠い空の雲にたぶんその頃には親しみ深い名前であっただろう「太郎」と名づけ、呼んでいたとは洒落ている。
「坂東太郎」とは、本来、利根川をそう呼んでいたらしいが、その利根川の源流で育った雷雲が川に沿って下って来て、関東平野で暴れ回ったためにそう呼ばれるようになったとある。
そう言えば、アメリカでは竜巻に女性の名前をつけるらしいから、さほど変わったことではないのかも知れない。
京都では、丹波方面の入道雲を「丹波太郎」奈良方面のものを「奈良二郎」和泉の方角に出る雲を「和泉小次郎」と呼んでいたというから、芸が細かい。
インターネットなどない時代、雲を見て得る情報も多かったのだろう。それだけに、親しみを込めて人の名前で呼んでいたのだろうか。

流れる雲を見ていると、気持ちが晴々していく。きっと今見ている雲が、二度と見ることができないものだからだろう。地面から見上げる人の気持ちも、新しく変わっていくのだと思う。

入道雲って綺麗ですね。山と田んぼと青い空。

八ヶ岳の上にいた流れゆく鰯雲。秋の匂いを感じます。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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