はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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初、親子カラオケ

二十歳の末娘が住む浦和に行き、ふたりで食事をした。
イタリアンに舌鼓を打ち、その後、カラオケに。カラオケには、ちょっと苦手意識があり(音痴である)自分から行くことはないのだが、彼女が歌いたいだけだと判っていたので、気楽に同行したのだ。
カラオケで歌うのは、何年ぶりだっただろう。娘達が好きでよく聴いていたバンド『GO!GO!7188』の歌を何曲か、一緒に歌った。
「初、親子カラオケ?」と、末娘。「お初、だねぇ」と、わたし。
そして思い出したように「母の日、おめでとう」と、彼女。
「そこは、おめでとうって言うところじゃない」と、わたし。
もちろん、末娘はジョークを飛ばしたのだと判っていたのだが。

母の日。父の日。よくよく考えると、照れ臭くてプレゼントをすることなどできなくなるような記念日である。だから、何事もなかったかのようにやり過ごしたいと考えるタイプ。それが、わたしと娘達に共通する、ちょっとひねくれたとも言える性格だ。それを判っているのでプレゼントなど求める気持ちはない。そもそも母の日ってなんだ? と考えたときに、わたし的に一番ぴたりとくるのは「子ども達が生まれてきたからこそ母親になったのだ、ということを思い出す日」という解釈だ。それ以上でもそれ以下でもない、ただそのことを静かに思い出す日でいいと思っている。文章にすると更にひねくれ度が増す気がするが。そして毎年義母にはトマトを贈り、喜んでもらっているのだが。

『GO!GO!』の歌が、頭のなかでリピートしている。
♪ 雨上がり アスファルト 新しい靴で 
 どこまでも行けそうさ どこまで行こう?
 泣きたいときだって 笑うときだって 何でもないときだって 
 自分のままでいたいだけ ♪ 『雨上がり アスファルト 新しい靴で』より

娘と『GO!GO!』を歌ったら、そんなひねくれた母娘がいたっていいじゃんと、すっきりした気分で思えたのだった。

娘が発掘したイタリアンの店は、とにかく料理が美味しい! 店でした。
粗挽きポークウィンナーは、熱い鉄を焼いた上にローズマリーをのせて、
香りを出していました。「大変お熱いので、触らないようお願いします」
「そう言われると、触りたくなるんだよなぁ」とは、娘。

ピッツァ・マルゲリータは、ナポリ風。娘が誘った店で、娘がオーダーしたピッツァなのに「パリパリしたやつの方が、好き」と、娘。美味しかったよ?

わたしは生ビール。彼女はブルー・ウォーターをオーダー。
「ブルーとか言いながら、赤いのが出てきたらどうする?」と、わたし。
「黄色かも知れないじゃん」と、娘。残念。青い瓶に入った透明な水でした。
「ある意味、黄色い。勝った!」と檸檬を見てガッツポーズをした娘です。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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