はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ベジブロスで味噌汁

雑誌などで見かけ、気になっていた『べジブロス』に挑戦してみた。
聞いたことのないカタカナだったが、ベジタブル・ブロスの略で、直訳すれば、野菜の出汁。野菜と言っても、野菜くずの出汁だ。人参のヘタや玉葱の皮、セロリの葉、パセリの茎、パプリカの種、しなびた葱の青い部分などなど、水と酒で20分ほど煮込み、漉して使う。加熱することで溶け出すファイトケミカルという成分が、免疫力や抗酸化力を高めてくれるのだそうだ。

捨てていた部分を使い、和洋中、どんな料理にでも合うということも、人気の所以だろう。野菜くずでスープを煮たことはあるが、玉葱の皮にも栄養が詰まっているから使うのだと聞き、驚いた。切って煮るだけだが、そのスープには旨味と栄養分がたっぷりと移行するのだとか。

だが、それを作り置きして冷凍保存したりするのは、ずぼらなわたしにはムリそうだ。すぐに忘れて、やめてしまうだろう。
考えたのは、翌朝の味噌汁用に、味噌汁の鍋でべジブロスを作っておくと言うやり方だ。それなら、保存の手間はないし、続けられる可能性もある。
試してみると、野菜の旨味が濃い、一味違う味噌汁ができた。人参のヘタや皮つきの尻尾は、具として活躍もしてくれた。
「いいかも、べジブロス。習慣化するぞ!」

べジブロスを紹介した雑誌には、玉葱の芯、人参のヘタなどには、これから芽を出していく力が、南瓜やパプリカの種には、命の源となる力があり、そのパワーが解けだしたスープなのだとかいてあった。
野菜にも命があり、その命をまた次へと繋いでいるのだということを思い出す。優しい旨味に詰まった、野菜本来の力は、身体の免疫力アップだけじゃなく、疲れた心にも効くかも知れない。

人参の葉っぱって、綺麗。葉つき人参が手に入ると、ちょっと嬉しい。

セロリは味噌汁には合わないかなと思いつつ、入れてみました。
全然、邪魔になる感じはしませんでした。

ごく普通の玉葱、じゃが芋、若芽の味噌汁です。
試しに、いつも使っている鰹だしは使わず、味噌だけ入れました。
うん。薄味好みのわたしには、いい感じ。庭の木の芽も活躍中です。
県内産人参の葉っぱは、きんぴらにしました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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