はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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財布と文庫本

サザエさんではないが、財布を忘れた。
本屋で、文庫になった伊坂幸太郎の『バイバイ、ブラックバード』(双葉文庫)をレジに持って行き、財布がないことに気がついたのだ。
「あれ? お財布忘れちゃった」
レジのお兄ちゃんは、無言だ。カウンターにはこれでもかというほど大きく「当店ではクレジットカードは使えません」とかいてある。
「す、スイカは使えますか?」と、わたし。クレジット機能付きのスイカなら、鞄に紐で付けたカードケースに入っている。しかし。
「申し訳ございませんが」と、憐れみを込め、レジのお兄ちゃん。
泣く泣く『バイバイ、ブラックバード』を取り置きしてもらい、本屋を出た。何とも、かっこ悪い。

3日ほど前に、娘が財布を忘れて帰ってきたのを「サザエさんじゃあるまいし」と呆れていたのに、まさかの同じ失敗。
だが娘に話すと、たいしたことじゃないじゃんと言われた。
「だって現金って、ほとんど使わないんだもん」
確かに、クレジットカードのポイントを貯めるために、スーパーでも薬局でもせっせとカードを使っている。実際、愛車フィットの点検も、財布無しで済ませ帰ってきた。
それでも、全くお金がない状態で外を歩くというのは、何かスカスカする感じだ。家に「安心」を忘れて来たとでも言おうか。いや、現金を使うことが少なくなった今「安心」というのも、大げさな気がする。そうだ。旅に出る時に「文庫本」を鞄に入れ忘れて家を出てしまった時のような感じ、と言った方が近いかもしれない。
本屋のお兄ちゃんは、わたしの顔を見るなり「取り置き」してあったその文庫本を、さっと出してきてくれた。だから今、わたしの鞄には『バイバイ、ブラックバード』と財布がちゃんと入っている。鞄は、さぞホッとし、満ち足りていることだろう。

使いやすさ重視の財布です。写真撮って、また鞄に入れ忘れたりして。
『バイバイ、ブラックバード』美しい文庫本ですね。
県外に出て行った、伊坂幸太郎ファンクラブ(在籍2名)の仲間は、
どうしてるかなぁ。読み終えたら、連絡してみよう。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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