はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ラーメン、ラララ

所用で甲府に出た際、久しぶりにラーメンを食べた。
このところの暑さで、夫との昼食でラーメンを食べようという話にならない。わたしとしては、ラーメン食べたいなあと思っていても、夫の「この暑いのにラーメン?」のひと言であきらめていたのだ。だから、久々に食べようと、朝から決めて、わくわくしていた。
がんがんに冷房が効いたラーメン屋で、熱々の辛葱ラーメンを食べる。幸せだ。何が幸せかって、葱がさらし過ぎていないのが、いい。ラーメン屋のさらし過ぎた葱ほど許せないものはない。自然な葱の辛さを味わいつつ、すするラーメン。ラーメン、ラララと歌いたくなるほど美味かった。

さて。その帰り、スーパーで買い物をした。誰も並んでいないレジにカゴを置くと、何かのトラブルか、商品を替えに行っていた客が戻って来た。レジの女性が申し訳なさそうに「お先に、この方、いいですか?」と聞く。「どうぞ」と先を譲ると、その客も「すみません」と頭を下げた。普段なら、そこで笑顔で会釈するくらいだったと思うが、ラーメン、ラララだったわたしは、機嫌よくはきはきと言った。「いいですよ。だいじょうぶです」ふたりとも、ぱっと笑顔になる。それを見て、わたしも笑顔になった。
その後わたしの番になると、レジの女性は、本当はダメなんだけどという顔で「それ、マイバックですか? 入れましょうか」と言った。そこのスーパーのルールでは、カゴ相当の大きさのマイバッグにしか、レジ担当者は商品を入れないことになっている。レジをスムーズにという理由からだ。わたしは後ろに誰も並んでいないことを確認し「じゃ、お願いします」と甘えることにした。
なんだかすごくいい気分だった。たぶん、前の客も、レジにいた女性も、同じようにいい気分だったと思うから余計に。
これからは、ラーメン、ラララじゃなくっても、きちんと言葉で伝えよう。
なあんて思ったのも、ラーメンの美味しさによるご機嫌な連鎖かな。うーん。ラーメンは偉大だ。

辛葱ラーメンの麺かため、醤油うすめ、脂少なめにしました。

東京豚骨拉麺ばんからラーメンのモットーは『胸はって、見栄はらず』

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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