はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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湯のみに咲いた桜

このところ、毎朝キッチンに立ちながら、桜湯をいただいている。
いただいている、といっても、朝食を作りながら、自分で淹れて飲んでいるだけである。だが湯のみのなかに咲いていく桜の花の上品なたたずまいを見ていると、いただいている、というような気分になるのだ。

先日、所用でお隣りは長野の茅野に行ったとき、駅前のお土産屋さんで桜の塩漬けを見つけた。30gの小さな袋に入ったそれは325円と安価だったこともあり、ふっと桜湯が飲みたくなり、衝動買いした。長野の桜の名所、高遠に以前桜を見に出かけたことを思いだし、その風景が桜の塩漬けのなかに見えたような気持ちになったからかも知れない。

桜色というには、濃いピンクだ。梅酢と塩のみで漬けられているとの記載があるので、梅酢の色なのだろう。
まずは一輪だけ入れて、湯を注いだ。が、ほとんど味がしない。3つほど入れても、やわらかく優しい味だ。それならと、毎朝飲んでいる白湯代わりにいただくことにした。

桜が咲く頃には遠いこの季節に、毎朝、湯のみに咲く花を愛でられる。なんとも贅沢なことである。

原材料と記されているのは、桜花、塩、梅酢のみ。

濃い綺麗なピンク。桜色というよりはピンク色です。

花を3つ入れた桜湯。花がひらくと桜色という雰囲気になります。
結婚式の控室などで、お茶の代わりに出されるようになったのは、
「お茶を濁す」という言葉が縁起のいいものではないからだとか。
縁起など関係ないとしても、華やいだ場所に似合いますね。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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