はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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和からし、本からし、洋がらし、木枯らし?

野菜をたくさん食べたくて、八宝菜を作った。
キャベツ、玉葱、人参、ピーマン、椎茸、豚肉、シーフードミックス。たくさん食べたいと作ったものだから、たくさん野菜を切りすぎた。
「あー、フライパンに入らない」
切っている途中で判りそうなものだが、判ったところで、たくさん食べたい気持ちの方が勝っていただろう。フライパンを二つ使い、たっぷり作り、たっぷり辛子をつけ、たっぷり食べた。
「辛子とって」と、夫に言われ、チューブの辛子を手渡す。彼も、わたしほどではないが、辛子たっぷり派だ。
途端に記憶は、10年ほど前に、さかのぼった。

食卓でのことである。何を食べていたかはもう、記憶の外だ。
「洋がらし、とって」と、向かい側に座る中学生の息子に、夫が言った。
息子は、何か戸惑いのような表情を見せたが、彼はもともとポーカーフェイスを信条にしている。返事もしなかった。
夫はテレビにでも気をとられて、気づかないと思ったのか、繰り返し言った。
「とってよ。そこにあるじゃん、洋がらし」
息子は、戸惑うばかりだ。夫は、そんな息子の様子にイライラし始めた。
「だから、それ、とってよ!」
息子は、ようやく辛子を手に取り、じっと父親の顔を見つめた。
「これ、『和からし』なんだけど」
彼は、あくまで真面目に戸惑い、考えていたのだ。食卓は、爆笑の渦に包まれ、夫はぶじ辛子を手に入れた。
そしてわたしは、辛子に『和』『洋』があることと、相手の言葉を柔軟に受け入れることの難しさは、人により大きく違うのだということを知った。

木枯らし(小がらし?)吹く東京で、彼もたまには野菜たっぷり八宝菜、食べているのだろうか。あの『洋がらし事件』を思い出したりするのだろうか。

これだけ入っていると、炒めものとは言えないかも。

ツーンとくるほど、つけるのが好きです。
 
表示を見ると『洋がらし』ではなく『本からし』と『和からし』
用途は、かいてある順番と数が微妙に違う不思議(笑)
S&Bのホームページを見ると、和より洋の方が柔らかい辛みで、
『和からし』は和からしのみを使い、辛みが強く、
『本からし』は和&洋がらしを合わせたマイルドな味だそうです。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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